J-Girls ルールブック

2009.3. 2 改正

第一章 試合の勝敗

第1節
試合の審判員は1人のレフリー、3人のジャッジにより行われる(レフリーは採点に加わらない)。各審判は勝敗の決定に対しては平等の1票を有する。レフリーは試合に関し、絶対的な権限を有し、試合の最終決定権を持つ。 試合の勝敗は2票以上獲得した者を勝者として、他を敗者とする。もし2票に達しない場合は全てドロー(引き分け)とする。 レフリーが下した全ての試合に関する判定は、採点票の記載またはその集計に誤り、および担当審判員に不正が認められた場合を除き、変更されることはない。
第2節
それぞれの試合の審判員はJ-NETWORKが決定し、当該試合の30分前より早く発表されてはならない。
第3節
審判員及び試合関係者は、試合後自分の関与した試合についてJ-NETWORKの許可なく意見を述べてはならない。
第4節
試合の得点は次の事項に該当するものを基準として評価、採点される。
パンチ、蹴り、膝蹴りなどにより、有効かつ的確な加撃が認められ、対戦相手に相応のダメージを与えた場合。アグレッシブ(攻勢点)も加撃を伴わないものはポイントに結びつかない。またディフェンス(相手の攻撃を無効にする防御)、リングゼネラルシップ(スポーツマンシップに則った態度)は必ずしも得点の対象とはならない。
第5節
第5節 採点は10点法による。その分類は試合内容によって次の5段階とする。
  1. 10-10・・・・・互角の場合
  2. 10-9 ・・・・・若干の勝ちの場合
  3. 10-8 ・・・・・1度のカウントダウン、またはそれに類するダウンがあった場合、もしくは相応のダメージを与えた場合
  4. 10-7 ・・・・・2度のカウントダウン、またはそれに類するダウンがあった場合、もしくは相応のダメージでグロッキーに近い状態にした場合
  5. 10-6 ・・・・・3度のカウントダウンに近い状態になるほど、ダメージがひどく、グロッキーで一方的な場合
第6節
試合判定の分類は次の6種類とする。
  1. デシジョン(判定)
    ラストラウンド終了後、ジャッジ3名の採点結果によって勝敗が決定した場合。
  2. ドロー(引き分け)
    1. 前項によって勝敗が決定しなかった場合
    2. 両者が同時にダウンし、双方ともカウント10しても立ち上がらなかった場合。
  3. ノックアウト
    1. ダウンして10秒以内に試合を続行できない場合。
    2. ラウンド開始後、レフリーが10カウントしても試合をしない場合。
    3. 1ラウンド中に3度のカウントダウンがあった場合。
    4. 一方のキックボクサーのダメージがひどく、レフリーが試合中止を命じた場合。
    5. ラウンド進行中、チーフセコンドがタオルを投入したり、ラウンド間の休憩中に棄権を申し出て、レフリーが認めた場合
    6. 試合中にリングから落ち、10秒以内にリングに戻れなかった場合。
  4. テクニカルノックアウト(TKO)
    1. 負傷のため試合続行不可能とレフリーが判断した場合。
    2. 試合中、リングドクターの勧告により試合中止をレフリーが認めた場合。
  5. ノーコンテスト(無効試合)
    1. 天変地異、観衆の不穏な動き、リングの破損、照明の故障など不測の事故により、試合続行不可能とレフリーが認めた場合。
    2. 双方がルール違反を犯したり、両ボクサーが八百長、または馴れ合い試合を行ったと認められた場合。
    3. レフリーが再三注意、警告しても気力なきファイトを続け、レフリーが双方に失格を宣した場合。

第二章 レフリー

第7節
レフリーはルールに基づき、試合中リング内において試合を管理、支配し、かつ指揮、命令する全権を有する。ルールに記載されていない場合も、リング内の一切を裁断する絶対的な権限を持つ。その権限は次の通りである。
  1. 試合が一方的な場合はいつでも試合を中止し、勝敗を宣言できる。
  2. 負傷その他の理由で試合続行不可能と認めた場合は、直ちに試合を中止し、直ちに勝敗を宣言できる。
  3. またはセコンドがファウルを犯した場合、またはルールを守らぬアンフェアな試合を行い、レフリーの命令に従わない場合は、注意、警告を与えることが望ましいが、注意、警告なしにも試合を中止し、一方または双方を失格させることができる。
  4. キックボクサーが加撃なしにダウンし、直ちに自分で立ち上がれない場合はカウントアウトを宣するか、そのキックボクサーを失格させることができる。
  5. 試合開始のゴングが鳴ってもコーナーから立たず、あるいは立っても試合を拒んだキックボクサーに対し、カウントアウトすることができる。
  6. 反則を犯したキックボクサーに対し、次のとおり減点、または反則負けを宣告できる。
    1. 1度目は注意
    2. 2度目は1点の減点
    3. 3度目は失格で反則負け。ただし1つのラウンドがまたがる場合は、反則減点が累積2点となれば自動的に失格、反則負けを宣する。
      ※但し、重度の反則を犯した場合、1度目でも減点、または失格・反則負けを宣告できる。
  7. 確認できない事態に関し、ジャッジの意見を聞いても良い。
  8. リング内で試合の進行を妨げるキックボクサーや、セコンドその他にリング外へ退去を命ずることができる。
第8節
レフリーは試合遂行に関し、次の処置をとらなければならない。
  1. グローブ、両キックボクサーの服装、ノーファールカップ、テーピングなどが正しく整備され、違反のないことを確認する。
  2. 両キックボクサーがリングを中央に招き、グローブが正しく着用されているかどうかを確認し、ルールの通告、注意、特に守るべき反則事項を説明し、両コーナーに退かせ、両セコンドがリング外に出たことを確認した後にタイムキーパーに試合開始の合図をする。
  3. レフリーは両キックボクサーを結ぶ線と二等辺三角形の頂点の位置(ファイトが良く見える位置)にて観察し、両者の間を横切ってはならない。
  4. 試合中、レフリーは次の5つの命令を用い試合進行を図る。
    1. 「ストップ」試合の中断、中止を命じるとき
    2. 「ファイト」試合開始、続行、再開、戦意の高揚促進を告げるとき。
    3. 「ブレーク」クリンチを解くとき。
    4. 「ダウン」ノックダウンを告げるとき
    5. 「スリップ」スリップダウンを告げるとき
  5. レフリーはキックボクサーの反則行為など、すべての違反行為に対し、必要に応じ試合を一時中断して、合図または身振りで注意、警告を与えなければならない。ただし軽いとみなされる違反行為には、できるだけ試合を中断せずに注意を与える。(ブレークを命ずるときや、ラウンド間の休憩時間を利用するのが望ましい)
  6. 試合中の反則に対する減点は、全ジャッジとJ-NETWORKに明確に通告する。
  7. レフリーは試合中、キックボクサーが負傷して試合続行不可能と判断した場合、リングドクターをエプロンに招き診断をさせ、負傷の度合いを確認し、その意見を参考に試合続行の可否を決める。試合を中止する場合は警告前にそのキックボクサーのチーフセコンドに、リングドクターの意見を伝えることが望ましい。
  8. レフリーは試合中ノックダウンがあった場合、ダウンを奪ったキックボクサーを速やかに2つのニュートラルコーナーのうち遠い方へ退かせ、タイムキーパーのカウントに合わせ、ダウンしたキックボクサーに分かるように指で示しながら、1秒ごとに大声でカウントしなければならない。カウントアウトの場合は、両手を高く挙げた後、左右に交錯させる動作を繰返し、試合終了を告げなければならない。
  9. ダウンしたキックボクサーがカウント10以内に立ち上がっても、すぐ新たな攻撃を受けずに再びダウンした場合は、レフリーはそのままカウントを続行しなければならない。
  10. キックボクサーがダウンした場合、フリーカウントとする。ただし、カウント9以内でファイティングポーズをとれば、カウントアウト(ノックアウト負け)とはならない。
  11. 両キックボクサーが同時にダウンした場合は、そのいずれかがダウンしている間はカウントを続け、もし両者ともカウント10までに立ちあがらなければ、ドロー(引き分け)となる。
  12. 試合中キックボクサーが相手方の反則行為以外で、加撃はもちろん、加撃によるものでなくともリング外に落ちた場合は、直ちにカウントを開始し、カウント10までに自分のリングに戻らないときは、ノックアウト負けを宣する。このとき相手方のキックボクサーをニュートラルコーナーへ退かせておかなければならない。
  13. 最終ラウンド終了後、レフリーは直ちにジャッジペーパーを集め、役員席に提出しなければならない。
  14. ファウルで失格させたり、試合を中断、中止した場合はその理由を役員席に通告する。
  15. 各ラウンドの休憩時に、レフリーは両キックボクサーに次のラウンドが何ラウンド目かを通告しなければならない。
  16. 試合終了後、結果が出次第、勝者のコーナーに手を差し上げ、勝者の腕を挙げて表示する。もし、ドロー(引き分け)ならば両者の腕を挙げて表示する。
  17. 偶然のバッティングによる負傷で、試合続行不可能な場合はそこまでのラウンドの負傷判定とする。(試合続行不可能なラウンドを含む)
  18. バッティングにより選手のどちらかが切れて出血した場合、以下の措置を取る。
    1. 偶然の場合 カットさせた選手を減点する。
    2. 故意の場合 出血の有無に関わらず、バッティングをした選手を減点、失格負けにする。(第7節6項参照)
  19. レフリーはリングに上がる場合、軽快な服装(ユニフォーム)とボクシングシューズをつけ、メガネおよび時計、指輪などの金属製品を身に付けてはならない。
第9節
ジャッジ
  1. ジャッジは観客席から離れ、リングサイド最前列中央に着席し、ルールに従い、冷静かつ厳正中立な採点を行い、ジャッジペ-パーに記入する。レフリーの質問があれば答え、またラウンド間の休憩時にレフリーに進言があれば伝える
  2. ジャッジはキックボクサーのファール、その他のフェアでない行為を独自に判断して採点の評価に加えることができるが、レフリーから通告された減点は、批判の余地なく正確に記入しなければならない。
  3. ジャッジは、レフリーを補佐してセコンドなどのルール違反に対し、警告を与えなければならない。また、ラウンド進行中と否とにかかわらず、レフリー以外と話をしてはならない。
第10節
ダウン
キックボクサーが次の状態の場合はダウンとみなす。ただしカウントの必要性はレフリーの判断に委ねる。
  1. 足の裏以外の体のいかなる部分でも、キャンパスに触れたままの状態のとき。
  2. ダメージを受け、意識を失っているといないにかかわらず、ロープに寄りかかったままの状態か、立ったままでも攻撃もできないとレフリーが判断した場合。
  3. 身体の半分以上がロープの外に出たとき。
  4. 全ラウンドともラウンド終了のゴングによってダウンカウントを中止する事はなく、ダウンカウントが継続される。

第三章 反則行為(ファール)

次の11項目を反則(ファール)とし、これを禁ずる。
  1. レスリングや柔道などの投げ技、関節技を故意に使うこと。
  2. 頭突き或いはバッティング。バッティングにつながる行為。
  3. 相手またはレフリーに対し、侮辱的あるいは攻撃的言動を発したとき。
  4. 噛み付くこと。
  5. 故意に股間を打ったり、蹴ったりする攻撃。
  6. ロープを握ったり、ロープの反動を利用しての攻撃。
  7. 倒れた相手、又はレフリーのブレークが掛かったにも拘らず、立ちあがろうとする相手を攻撃すること。
  8. フォールディング(両脇の下に腕を入れること)・自発的なクリンチの禁止
  9. 首相撲(片手又は両手で首や肩、腕に掛ける行為)
  10. ヒジ打ち
  11. 顔面へのヒザによる攻撃
  12. 手、肘、身体による押す行為は禁止
補足
  1. 反則行為によりキックボクサーがダメージを受けた場合、レフリーの判断により1分間以内の休憩を自分のコーナーでとってもよい。このとき反則行為を犯したキックボクサーはニュートラルコーナーで待つ。1分間以内の休憩にもかかわらず、試合続行が不可能な場合は、反則行為のあったキックボクサーの反則負けとする。また、悪質な故意による反則行為は、理由の如何を問わず反則負けを宣告する。
  2. KO負けした場合。試合時にKO負けをした選手は試合した日より30日間試合出場は出来ない。

第四章 反則行為(ファール)

第11節
キックボクシングのクラス別とウエイトのリミットは次の通りとする。
  1. アトム級102ポンド以下(46.26キロ)以下まで
  2. ミニフライ級105ポンド(47.63キロ)以下
  3. フライ級105ポンド以上112ポンド(50.80キロ)まで
  4. スーパーフライ級112ポンド以上115ポンド(52.16キロ)まで
  5. バンタム級115ポンド以上118ポンド(53.52キロ)まで
  6. フェザー級118ポンド以上126ポンド(57.15キロ)まで
  7. ライト級126ポンド以上135ポンド(61.23キロ)まで
  8. スーパーライト級135ポンド以上140ポンド(63.50キロ)まで
  9. ウエルター級140ポンド以上147ポンド(66.68キロ)まで
  10. スーパーウエルター級147ポンド以上154ポンド(69.85キロ)まで
  11. ミドル級154ポンド以上160ポンド(72.57キロ)まで
  12. ヘビー級160ポンド以上

第五章 グローブ

第12節
試合に用いるグローブの重さは次の通りとする。
  1. アトム級、ミニフライ級、フライ級、スーパーフライ級、バンタム級、フェザー級まで 6オンス
  2. ライト級、スーパーライト級、ウエルター級、スーパーウエルター級、ミドル級まで 8オンス
  3. ヘビー級以上 10オンス
  4. 上記に定めるウエイト制限を超える場合はグローブハンデを付ける。
  5. エキジビションマッチはこれより重くてよい。
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