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狂志郎さん

  • レビュアーランキング

    367

  • レビュー投稿数

    504

  • 参考になった割合

    61

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  • 動乱

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    邦画には珍しい、格調高いメロドラマ。

    ユーモアの片鱗もないクソ真面目な大作専門監督=森谷司郎の起用がここでは吉とでた。程よき緊張感にあふれ、長くても退屈しない、傑作というより名作。ただ、ドスを軍刀に持ち替えた健さんはステキだが、娼婦にまで身を落とす小百合さまはイマイチ。なぜなら、綺麗すぎてリアリティがない。
    それと、実際の歴史を背景とする場合は、重臣・政治家といった“悪役”の描写もきちんとやるべきで、彼らのなにがどう悪いのかを、具体的に示さないと、若い観客にはわけがわからんだろう。こういう点は任侠映画を見習うべし。

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    投票数10

  • 十二人の怒れる男

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    名優たちの名演を楽しむ名画のクラシック。

    ヘンリー・フォンダ演ずる名探偵=陪審員が、ほかの陪審員たちと協力して、無実の少年を救う“ディスカッション・ミステリー”の傑作。暑い密室での緊張から解放された登場人物たちが、互いに名乗ることもなく別れ行くラストもお好み名シーン。
    したがって、この映画で陪審員制度があ~だこ~だは野暮というもの。マジに制度の是非を論じたいのなら、参考とするに適した、真面目な、しかし退屈な作品は他にいくらもある。

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  • 鬼龍院花子の生涯

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    原作とはかなり違うんだろうなあ。

    最後まで力で押し切ったとか、任侠映画の新種と言うと悪口に聞こえるが、実はホメ言葉。アクションもユーモアもお色気も、すべて揃った娯楽映画でありながら、なにやら感動らしきものまで付いてくるんだから、監督=五社英雄の最高傑作はこれかも?
    ギョロ目の親分仲代達矢に、“なめたらあかんぜよ”の夏目雅子と、主演の二人も良いが、夏目の少女時代を演じた仙道敦子にも注目したい。すんなり物語に入っていけたのも敦子ちゃんの好演のおかげである。ただ、平凡な人間にはついていけない物語であったが…。

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  • 交渉人

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    “交渉人”ネタの映画は多いが、やはりこれがベスト。

    ケヴィン・スペイシーが登場するところは、結果的には“待ってました!”なのだが、なにしろ信用できない役者なので(笑)、いつか裏切るんじゃあるまいかと、最後までハラハラ。特にラストの仕掛けは危険と隣り合わせ。男はタフでなければ、悪人も騙せないってところか。どっちが主役だかわからなくなってしまったサミュエル・L・ジャクソンには、ほんとにご苦労様と言いたい。

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    投票数7

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  • 愛しのティルダが二刀流で斬りまくる!

    クライマックスの大合戦の途中で“つづく”と出たら激怒だったが、めでたくケリがついたお子様向けファンタジー。
    しかし、ティルダ・スウィントン演ずる白い魔女はホントに死んだのかな? 第二章で復活なんてことになったら、また見なくてはならないが、いくらCGは良く出来ていても、内容的に続きを見るのは辛いので、できれば安らかに眠っていただきたいものだ。
    ちなみに、ティルダの吹き替えは大地真央で、なにか妙な違和感があった。やはり餅屋は餅屋、プロの声優に任せるべきだったろう。

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  • シュリ

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    あっと言う間に追い越された日本映画?

    むかしテレビのニュースかドキュメンタリーで、韓国では政府が金を出して、映画産業に関わる人々を育成してると聞いたことがある。この作品を見れば、彼らの“先生”がアメリカであることは明らか。激しい銃撃戦主体のアクション、シリアスなテーマ(南北問題)を娯楽化してしまうのも、アメリカ映画の得意とするところだ。ただ、国民性までは容易に変えられないから、メロドラマの部分は古臭さが取りきれなかった感じ。それでも、当時の邦画よりはアカ抜けてるんじゃないかな?

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  • 秘密

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    どうせ私をだますなら、だまし続けて欲しかった~ (男心の唄)

    意外なオチは観客に知らせるだけにして、夫に対しては“秘密”を守り通して欲しかった。要するに広末涼子は“着ぐるみ”で、中身の岸本加世子が主役の、中年女のしたたかさといやらしさを描いた、一種の女の自立作品だったんだと思えば、花婿を殴っておしまいという夫の弱さも納得…出来ないな(笑)。
    映画としての出来は良かったし、広末涼子は熱演というより恐らく生涯最高の快演だが、後味の悪さに減点1。

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  • コンサート+捜査会議+父子の旅=脚本のうまさにも感動。

    キャスティングが気に入らない。丹波哲郎にヒラ刑事は似合わない。加藤剛はハマリ役に見えて山崎努のほうが良かったと思う。島田陽子と山口果林は役を取り替えるべし…。適役は緒形拳と加藤嘉の二人だけ見たいな気がする。でもまあ星五つで仕方ないか。泣かせてくれたから。

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  • しょせん畳じゃ死ねないことも、百も承知のやくざな稼業~

    渡世人の作法をくどいくらいに描くが、高倉健が真面目に演じるので、なるほどと感心してしまう。若い松方弘樹が悲恋の果てに殺されるやくざを好演。怒りに燃えて健サンと池部が二人揃って殴りこみはいつもの通り。

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  • 昭和残侠伝 破れ傘

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    この作品の打ち切り=任侠映画の終焉だった。

    シリーズ最終作ということで、豪華共演となっているが、話は平板だし、ヒロインの星由里子も任侠映画には似合わないし、特筆すべき点なし。様式化した高倉健・池部良コンビの道行きシーンが、これで見納めという点だけが悲しい。

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    投票数7

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  • 有終の美を飾って欲しかったが…。

    卵が割れて、どんな色の黄身が現れるのか、毎回楽しみだったが、雛が生まれるとはグッドアイデア。しかし、面白かったのはこのタイトルシーンだけ。
    舞台は孤島に山村、さらに怪しげな宗教団体と、これまでのシリーズをなぞっただけの安直な話を、いまさら映画館で見せる必要もないだろうし、なによりふざけているのは、生瀬勝久と野際陽子の出番が少ないどころか、主人公コンビとからむシーンがゼロという、お忙しいでしょうが、ちょっとだけ出演して下されば結構ですという製作態度だ。ギャグもマンネリ。これが最終作とは侘しすぎの凡作だった。

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  • 隠し砦の三悪人

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    妙に評価が高いが、失敗作じゃないかな?

    三船敏郎の手綱なしの馬上大追跡は確かに凄いが、見所はそこだけだ。隠し砦から脱出するまでに時間がかかりすぎて既に退屈だし、敵中突破の描写にしても、アクシデントがあるたびに、先述の追跡シーンなどの見せ場へ脱線するから、味方の領土へ向かうという話の流れが停滞してしまう。味方領まで絶対に何日までに着かねばという設定をしておけば、ハラハラドキドキだっただろうに…。
    「スターウォーズ」のおかげで妙に有名になってしまったが、二人の強欲百姓が、C3POとR2D2のモデルというのも、説明されなければ気がつくことはないはずだ。過度の期待は抱かぬこと。

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  • ある殺し屋の鍵

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    「鍵」を落とした殺し屋に皮肉な結末が…。

    仕事を果たした殺し屋を依頼者が口封じに始末しようとする、平凡なストーリーだが、シリーズの初作にはこちらを採用するべきだった。
    雷蔵が次々に倒していく悪党は、風車の弥七=中谷一郎、二代目水戸黄門=西村晃、柳沢吉保=山形勲という水戸黄門トリオ(笑)。黒幕の政治家(山形)を多数のフラッシュがたかれる中で仕留めるクライマックスは、雷蔵も写真に撮られたのではと心配になるが…?
    前作もこれも、安上がりのプログラムピクチャーの域を出ないのが残念。テレビの必殺シリーズのような殺しの様式美とか、もっと工夫をこらして欲しかった。

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  • 四谷怪談

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    怪談モノのポイントは怖いメークより出る前の雰囲気だ。

    ここでレンタルできるのは、この長谷川一夫版と、お岩さんより佐藤慶の顔が怖い「お岩の亡霊」だけらしいが、他にも「四谷怪談」は何本もある。天知茂主演の「東海道四谷怪談」は歌舞伎の原作に最も近く、作りは安っぽいが、拙者的にはベストワン。
    他に、お岩さんの怖いメークなしの芸術的「四谷怪談」(仲代達矢)や、「必殺4」あたりから「時代考証って何?」と言い出した深作欣二監督の珍品「忠臣蔵外伝・四谷怪談」(佐藤浩市)などが印象的だが、これらに比べると、長谷川版は正統派の怪談モノの趣き。異色作・珍品を見る前にスタンダードとして見ておきたい作品だ。

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  • 悪魔の手毬唄

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    東宝の金田一シリーズの最高作。

    監督の演出法やキャスティングには文句もあるが、ちゃんばら俳優ナンバーワン(あくまで私見)の若山富三郎がすべての弱点を帳消しにする名演技。朴訥純情キャラへの変身の見事さと、ラストの金田一との総社駅での別れが切ない。のちに岡山へ行ったとき駅を訪ねてみたが全然違ってた。ロケ地は実際の総社駅じゃなかったのだ(涙)。

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  • 女優の印象度が作品の良し悪しを決める。

    太地喜和子は特に好きではなかったが、あでやか&ざっくばらんの独特の個性があり、登場すると場所をさらってしまう女優だった。映画では、これが彼女の代表作と言って良いのではないか? いまさらだが合掌。

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  • 夜の大捜査線

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    アカデミー賞は主役ふたりにやるべだった。

    「大捜査線」という邦題は誇大広告で、実際はアメリカ南部の田舎警察が舞台の地味な刑事モノだが、演出のうまさと、名優の演技対決のおかげで、サスペンスあふれる、見応え抜群の映画となっている。ラストの駅での別れが感動的。

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  • 眠狂四郎 無頼剣

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    「主義が主張がどうであろうと、この暴挙は愛染、許されんぞ!」

    原作を無視した異色作。柴田錬三郎は怒ったらしいが、時代劇としては文句なしの傑作。大塩の乱の残党・愛染=天知茂と、雷蔵の対決モードでストーリーが展開。燃え盛る江戸の町を背景に、屋根の上での対決となる。ただ、二人とも円月殺法を使い、雷蔵は黒の着流し、天知サンは白の着流しと、映像的にも完璧なはずが、なぜか最後だけ、天知サンは袴を穿いているのだ。これって演出ミス?

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  • ロシア語バージョンはないのだろうか?

    この名画にひとつもレビューがないのは悲しい。単にスケールがでかいだけの、内容空疎な大作でなく、さまざまな人物が登場する群像ドラマとして、これほど感動できる作品はない。「人間」を勉強する映画だ。ただ、見る年齢によって感銘の度は違うはず。10年に1度程度のペースで見ると良いようだ。

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  • 天と地と

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    劇場版より長いバージョンがあるらしいが…

    壮大な無駄使いという以外言葉がない。外国にロケして撮った合戦シーンも、人馬の数は凄いが、ドラマとしての盛り上がりがなく、だらだらと続くのみ。最後の謙信VS信玄、馬上の一騎打ちが意表をついているが…監督は専門家に任せるべきなのだ。

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