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シンドラーのメモ帳さん

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  • 殺戮のリアリティ

    前段のダルな描写や、全く必要ないと感じてしまうイメージショットの多用という欠点もあるが、それを差し引いても戦争における殺戮のリアリティは凄い。これほど臨場感のある匍匐前進の戦闘シーンはかつて無いと思う。

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  • ある殺し屋

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    良い・・・

    正義感を振りかざす「必殺」ものとは違い、あくまでも「殺し屋」であるところが良い。また、主人公のストイックな性格は最後まで崩さないが、野川や成田に対して非常さを貫き通すわけでもない変なあいまいさも良い。さらに、人間関係を回想で説明し、ドラマをラストに持ってゆく演出手法も凝っている。このようにニヒルで静かなエンターテイメントを今の日本は作れない・・・。最近は、やたら若者が叫び散らすものや、CGだらけのキワモノ、独り善がりのセリフ連続のちっとも面白くない自称「芸術大作」ばかりが目に付く。

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  • 疑惑

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    松本・野村シリーズの静かな傑作

    公開当時は、桃井と岩下の悪女演技合戦の映画という側面だけが強調されたが、この映画は松本清張原作・野村芳太郎監督のシリーズ?ものの一つであり、その意味では「砂の器」等と並ぶものだ。「砂の器」は少しばかり荒唐無稽で、しかも犯人の動機に少し無理があるところを、ラストの協奏曲の場面で盛り上げざるをえなかったが、この映画は非常に緊張感のある法廷劇であり、しかもアクションが殆どないところが実に静かだ。また、各キャラづくりが鮮やかで解り易い。傑作だと思う。

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  • 最も狭いシーンの戦争映画

    とにかく狭いシーン!、手持ちカメラ、この連続。男ばっかりの骨太の演出であり、ドイツの戦争映画の中でも屈指の名作であろう。ペーターゼン監督はこの後ハリウッドシ進出するが、本作以上のものはまだ作れていないと思う。艦内も狭いが、海峡も狭く、また生命線も狭い、狭いづくしの徹底した懲り方はオタク的であるが、妙な充実感を与える。そして、ラストで戦争の残酷さをショッキングに強調され、やるせない気持ちになる・・・。長尺が気にならない傑作だと思う。

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  • 切腹

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    凄い映画としか言い様が無い

    小林監督の最高傑作であろう。前半の対話と回想のみによる静かな緊張感がジリジリと感情をえぐる。そして後半の殺陣には、打って変わった動の凄まじさ・・・そのコントラスト!また、仲代と丹波の決闘シーンのカッコ良さは何と言えばよいのだろう。他のあけすけで単純な国には絶対に皆無の非常に複雑な伝統を我々は受け継いでいるのだということを改めて認識させられる。

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  • ドッグヴィル

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    凄い

    舞台をそのまま中継した演出と、全編手持ちカメラという大変な野心作。それだけでも凄いが、人間のエゴイズムと欲望の凄まじさを前面に出して、結果的に包容とか優しさとかが哀しく崩れて行く様をみてしまうことに震撼する。このような映画をプロデュースする先見と勇気に脱帽。

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  • 大いなる西部

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    純アメリカの西部劇

    アメリカ産の西部劇の大作で、西部劇へ求める要素、大自然、大平原、騎馬、決闘、銃撃、これらを全て内包しているのが素晴らしい。冒頭のタイトルロールで、主題曲が流れてくるだけで胸躍ってしまう。

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  • キャリー 特別編

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    怒涛のラストへの盛り上げが凄い

    この映画は、やはり怒涛のラストへの盛り上げが素晴らしい。また、西洋キリスト教圏における魔女伝説の現代版ともいえる。ただ、私にとって最も怖かったのは、キャリーが自分の念力の恐ろしさを十分自覚している点である。つまり、ラストの殺戮は自分の意思であり、確信なのだ。デ・パルマはこの点を躊躇せず描いているのが怖い。

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  • 遊星からの物体X

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    カーペンターの傑作

    SFホラーとしても、ジョン・カーペンターにとっても最高傑作の一つといえる。SFXは当時の最高級のものであり、現代のCGと比べるのがそもそも間違っている。この映画の恐怖は、クリーチャーによる恐怖ではなく、人間の疑心暗鬼の恐怖であるのは明らかで、その点でも秀逸であった。

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  • 時をかける少女

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    涙々のカーテンコール

    大林監督、原田知世、角川映画、いずれにとっても最高傑作の一つであろう。封切りの当時、冒頭の乙女チックな展開に「このまま2時間を耐えなければならないのか?」と思ったのもつかの間、尾道の美しさと少女の凛とした表情、遊び心に富んだ演出にボーっとなってしまい、最後のカーテンコールには、あまりの爽やかな演出に涙さえ出た・・・。改めて観ても懐かしい。

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  • 羅生門

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    改めて凄さを感じる

    邦画の実力を全世界に知らしめた、傑作中の傑作。改めて観直しても、斬新なカメラワークや、無言の検非違使に一方的に訴える台詞回しなどには感心してしまう。芥川の原作を脚色した奇跡的な鋭さにも脱帽。特に各シチュエーション(まさに「藪の中」なのだが)における京マチ子の迫真的な変貌演技は、ほとんどホラーの世界である。凄い。

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  • たそがれ清兵衛

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    こういうのが「泣ける映画」

    ベテラン監督の上手い演出と、人情味あふれる原作、それを再構築した構成力のある脚本で、殆どパーフェクトな日本映画だ。ラストの「父は誇りです」のセリフに泣ける。こういう映画が「泣ける映画」なのだ。韓国の恋愛ドラマなどで泣いている人々には恐らく永久に解らないと思う・・・・。失礼しました。

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  • 男たちの大和/YAMATO

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    ラストのセリフは・・・

    日本の戦争映画は、女々しくなってしまったと思う。この映画は、ある意味「プライベート・ライアン」と同じ主題を持っている。つまり、生き長らえた人間が、死んでいった人間に対して自分の人生を問い掛けるというものだが、この肝心要のセリフを、鈴木京香にしゃべらすというのは、いかがなものだろう?いくら娘とはいえ、何が解ると言うのだろう?あそこでは、黙っていて欲しかった。本当に・・・。年老いたライアン二等兵のモノローグに比べて、何とチャチで軽いことか・・・。それまでのせっかくの迫力シーンの重さが脆くも崩れてしまった。

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  • フランティック

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    ポランスキーの真骨頂

    巻き込まれ型映画の典型的演出で、サスペンス性も高い。しかし、どこかB級で、よく考えればこうはならないだろうという展開もある。このチープさがポランスキーの真骨頂だと思う。正直言って、「戦場のピアニスト」などというのは、らしくないのだ。監督には、この映画のような面白くてバタバタした時代に帰ってもらいたいと思っているのは私だけではないだろう。

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  • 安心した

    この映画を観て安心した。というのは、軽音部の日常や心情というが昔とあまり変化していなかったからだ。ケータイを持っているかいないかの違い位だと思った。それに、変に気張ったお涙ちょうだいのセリフが無いのに、彼女らの結びつきがきっちり暗示されていている。4人は少女であり、それ故の行動をしているのだが、本質的には少年同士なのだと思った。とにかくラストの「リンダ・・・」では、爽やかに胸が熱くなる。これは年齢を問わないと思う。

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  • 日本沈没(2006)

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    「海猿」よりはマシ

    申し訳ないが、「LIMT...海猿」と同様に緊張感ゼロのパニック映画で辟易した。でも、太地真央がカッコ良く、柴咲、豊悦の好演もあり、まだマシだった気がする。最後の自己犠牲については、何とかすれば何とかなる問題では?と思ったのは私だけではない、という気もするが、これもお約束なのだろうか?

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  • ピアニスト

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    恐ろしい

    イヤな女性二人の演技合戦がおぞましく、またいやらしい。後味は究極的に良くない。確かにある種の芸術家の中にはこのような性癖、もしくは性質を持っている人はいるであろう。それはそれとして、何故シューベルトなのか?男の私としては激しく疲れました。

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  • 長尺の原作だけに・・・

    原作は社会派サスペンスとしては傑作中の傑作であるだけに、全部を詰め込もうとすれば2時間では無理がある。この種の長尺原作の映画化は、テーマや人物を思い切って絞り込むのが鉄則なのでは?。例えば、吉川晃司扮する背徳刑事のダークヒーローものに徹すれば、面白かったかな・・と思う。

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  • 誰がために

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    重たいテーマに押しつぶされたのか?

    現代日本における最も重たいテーマを扱っており、期待して観たが、その重たさに押しつぶされた感がある。結局加害少年の心情が全く表出されなかったのは、狙いとはいえお粗末。また、池脇千鶴がある意味主役であると思わせるほど熱演であったのに対して、残念ながら主役級のエリカなる女優さんは大根の域をまだ出ていなかった。

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