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めし

2017/12/13 - DVD/CDレンタル

素晴らしいオープンセット

林芙美子が生前に連載していた最後の小説で、
急死した為に未完となった作品の映画化です。
その為に後半は原作の描写にはなく、
映画として収拾付ける為なのでしょうけれど、
少しばかり明るい希望を持って終わらせてあります。
作家自身が社会の裏街道を潜り抜けてきたこともあるのでしょうけれど、
往々にしてその作品は辛口の傾向が強く、
特に男性に対しての視点は相当に手厳しい面があり、
前半に原節子が男のだらしなさや身勝手さと、
女が家庭に縛れらることの理不尽さを嘆くシーンがありますが、
これなどは作者の思考の方向性が端的に表現されているのでしょう。
もしこのままストレートに話が進んでいったなら、
おそらく別の内容になっていたかもしれませんけれど、
原節子・上原謙という演技派ではない美男美女のスターを起用した作品なので、
差し障りのないエンディングで落ち着いたのでしょうね。
それでもこの作品が第一級の内容を持つのは、
なんといってもその素晴らしいセット。
大阪西成区の御屋敷街である天神の森の街並みを、
東宝砧撮影所近くにオープンセットを組み立てて、
内部空間まで緻密に造り上げた当時の東宝美術部のレベルの高さ。








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破戒

2017/10/09 - DVD/CDレンタル

三國連太郎&岸田今日子

市川崑監督が昭和三十年代に旧大映で撮り続けた一連の文芸作品の映画化の中で、
この作品が一番オーソドックスに造られていて、
テーマがテーマだけに奇をてらった作風は封印されており、
独特の市川崑調は鳴りを潜めています。
市川雷蔵との組み合わせは三回目でこれが最後。
最初の「炎上」と設定が少し似ているのでこの作品を選んだのかもしれませんが、
唯美主義的な三島文学に対し自然主義の島崎藤村だと扱いが難しいようで、
いつものモダンかつシャープで軽快なタッチは皆無。
芥川也寸志の音楽もちょっとシェーンベルグやアルバン・ベルグ風で暗めです。
そのせいか出演者に少し捻りがあるようで、
友人役に長門裕之が起用されており、
どうしても重苦しくなるストーリーに快活なリズムを与えています。
また部落解放運動の活動家夫婦に三國連太郎&岸田今日子を起用しており、
実際に部落出身である三國連太郎が重厚でスケールの大きな演技を、
それと対比するように岸田今日子が透徹した美しい様を見事に表現しています。
岸田今日子は当時はまだ文学座に在籍していた頃で、
同じ文学座のトップであった杉村春子と宮口精二も出演。
文学座のお歴々が出演している作品でもあります。
もう一つの見所といっては変ですけれど、
後年の「犬神家の一族」とロケ地が重なっており、
市川雷蔵が古い街並みを歩くシーンを俯瞰で捉えたショットは、
「犬神家の一族」で石坂浩二が佐久の街並みを歩くシーンと同じ。
三國連太郎&岸田今日子も「犬神家の一族」に出ていましたしね。
犬神家は長野県内がロケ地で、
この作品も信州の飯山と小諸が舞台ですから、
二つの映画を見比べてみるのも一興では。


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街のあかり

2018/01/19 - DVD/CDレンタル

敗者三部作では一番暗い

結局こういう結末になるのは、
主人公自身に問題があるからで、
同じ敗者三部作の他の二作は巻き込まれエピソードで同情できるけれど、
本編はバカな奴で終わってしまう。
ただし主人公が若者というのが他の二作に比べた設定の違いで、
格差社会化で一番ワリを喰っているのが若い世代だし、
何度も痛めつけられても不屈な精神で立ち向かう姿に、
監督自身のメッセージが込められて入るのでしょうか。

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過去のない男

2018/01/19 - DVD/CDレンタル

敗者三部作では一番明るい

こんな強制的な形でも、
人生を一回リセットすると、
それまでのしがらみが綺麗さっぱり消え失せて、
かえって清々しく愉しく生きられるんでしょうかね。
負け犬かもしれないけれど友だちや恋人も出来て、
明るい未来が感じられるハートウォーミングな作品。

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アンナと過ごした4日間

2018/01/19 - DVD/CDレンタル

中年童貞

イエジー・スコリモフスキ監督と言えば、
その昔「早春」という童貞拗らせものの名作がありました。
主人公の童貞少年が憧れのお姉さんを好きすぎて、
お姉さんそっくりの等身大ヌードの看板を盗み、
本人も裸になって看板抱えたままプールへ入って抱きつくという、
妄想癖変質者のお話でしたけれど、
まだ思春期の少年だからしょうがないかなあとは思いますが、
これがもし中年のオッサンの話だったら、
というのが本編。
若松孝二監督内田裕也主演の「水のないプール」と似た設定で、
この映画は実話をモデルにしていましたけれど、
本編も日本で起きた事件をモデルにしたと監督が述べているので、
同じ事件なのでしょうかね?


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90年代中期のカウリスマキ二本立て

「愛しのタチアナ」
カウリスマキ版「ストレンジャー・ザン・パラダイス」。
モノクロのうすら寒そうなフィンランドの田舎を、
貧乏臭い中年男女がすっとぼけた雰囲気でちんたらと進むロードムービー。
短尺なのでドラマは無いしサクッと見れます。☆☆☆
「浮き雲」
敗者三部作の一発目。そろそろ格差社会が始まりだす頃で、
御多分に漏れず巨大資本に飲み込まれて棄てられて行く人々。
あれよあれよと転落していって、この人達この先どうなるの?と、
不幸の連鎖が果てしなく続く展開ですが、
これをシリアスに撮っちゃうとシャレにならないので、
相変わらずのトボけた喜劇風に仕立ててあるのですね。
ちょっとチャップリンの「黄金狂時代」を思い出してしまいました。
その「黄金狂時代」と同様に最後はうまく収まって気持ちよく終わります。☆☆☆☆



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ハンナ・アーレント

2018/01/16 - DVD/CDレンタル

無関心が政治を腐敗させる

最後の講演会のシーンで、
ハンナが聴衆に向けて放つメッセージが製作者の伝えたい核心の部分でしょうか。
「アイヒマンはモンスターなどではなく、
ただの凡庸な役人の一人にすぎない。
上からの命令に対し思考を停止して忠実に服従する姿勢が、
組織の歯車として巨悪に加担することになり、
全体主義を作り出す根源となる。」
民主主義は一般市民が社会や政治に関心を持つことによって健全に運営されるものであり、
無関心が政治を腐敗させ社会を劣化させる原因である。
てなことを伝えたかったのでしょうかね?




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あの夏、いちばん静かな海。

2018/01/15 - DVD/CDレンタル

真木蔵人の暴力性

北野武監督作品には珍しくバイオレンスシーンの無い作品ですが、
実は主人公役が孤独なヤンキー風キャラの設定になっており、
いつキレるかわからない秘めたる暴力性を感じさせ、
これを演じる真木蔵人がまさに嵌り役で、
鍛えられた肉体から発するデンジャラスなオーラは隠しようがありません。
海岸で恋人と二人並んで座る姿は、
雄ライオンが雌を囲って周りを威嚇しているようにも見えます。
最後までその緊張感は途切れる瞬間はなく、
恋人役の大島弘子が傘を持って佇むシーンも張り詰めたまま。
このピーンと張り詰めた緊張感があってこそ、
北野映画独特の美しく切ない叙情性が沸き立つのでしょう。







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菊次郎の夏

2018/01/15 - DVD/CDレンタル

いびつなコメディ映画

北野武監督作品の特徴は、
バイオレンス・リリシズム・コミカルの三つの要素がバランスを取って、
ジャン=リュック・ゴダール風の絶妙なカッティングによる独特のリズムと、
ジャン=ピエール・メルヴィル風の抑えた青のトーンによる映像が一体となった点にあるが、
この作品はバランスが悪くてコミカルな箇所だけが突出しており、
北野作品ではバイオレンスとリリシズムが実は表裏一体となっているのがわかる。
「あの夏、いちばん静かな海。」では隠された暴力性が秘められて緊張感のある作品に仕上がっているが、
ここでは暴力性が無く緩みっ放しで退屈。


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シェルタリング・スカイ

2018/01/14 - DVD/CDレンタル

サハラでお茶を

原作がポール・ボウルズの不条理小説の映画化なので、
難解なのはしょうがない。
灼熱の砂の迷宮を彷徨い、
文明の届かない辺境で論理性が喪失し自我が崩れ落ちて行く様を、
麻薬で頭脳が麻痺したような感覚で描いている。
後年の「バベル」に登場するブラッド・ピット&ケイト・ブランシェット夫婦に似ているが、
こちらはもっと徹底していてストーリーに救済は無く、
最期にボウルズ自身が登場してクエスチョンのまま。
ポリスの「シンクロニシティ」での終曲がこれから採用されているのは有名。
ベルトルッチ監督特有の陶酔的なエロチシズムとラビリンスの世界。

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ラスト・ワルツ 特別編

2018/01/14 - DVD/CDレンタル

ある時代までのロックのノスタルジー

ライブ演奏の模様を中心に、
各メンバーの単独インタビューが随所にインサート。
ロビー・ロバートソンが主に話し手で、
結成時のエピソードを愉しそうに披露している。
ゲストの演奏も楽しいが、
やはりレパートリーが自家薬籠中で聴きごたえがあり、
特にリック・ダンコの「同じことさ!」は涙ものの名唱。
最後に出てくるディラン御大がザ・バンドを従えて4曲立て続けに気持ちよく唄い、
そのあと全員集合で「アイ・シャル・ビー・リリースト」を大合唱して大団円。
スコセッシ監督は「ウッドストック」の編集も手掛けているし、
自身の作品でもポピュラー音楽の多用で知られているので、
60~70年代のロックが本当に好きみたい。
当時この作品は”ロックの終焉を象徴”みたいな言われ方をされていたけれど、
このすぐ後にパンク・テクノ・ニューウェーブ・レゲエ・ラップ等が登場し、
イノヴェーションされていったので、
今にしてみると変革前のノスタルジーみたいなものでしょう。






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サイの季節

2018/01/14 - DVD/CDレンタル

これが実話だとしたら本当に恐ろしい

イスラム革命前後のシーンと30年間の投獄後のシーンが、
それぞれが唐突に脈絡なく描かれているので時系列がちょっと複雑。
それも三人の登場人物のうち二人の男性は若い時と現在とは別の俳優を起用しているけれど、
モニカ・ベルッチだけはそのままで演じているので(さすがボンドガール)、
シーンによってはどっちの話だっけ?と混乱する。
それでもモニカ・ベルッチ演じる妻が受ける試練は本当に痛ましく、
ボコ・ハラムをちょっと彷彿させてしまいました。
とにかく映像が素晴らしい!の一言。








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インディ・ジョーンズ&ポセイドン・アドベンチャー

主人公が馬鹿っぽいのは、
そうしないとハラハラドキドキ感が高まらないから。
本当はゲーリー・クーパーを使いたかったらしいけれど、
B級扱いで一蹴されたみたい。
ゲーリー・クーパーは中身空っぽのイケメン俳優だったけれど、
ジョエル・マクリーになると西部劇俳優なので、
台詞回しがカウボーイ調でどう見てもジャーナリストには見えない。
テンガロンハットを被って今にも拳銃を持ちだしそうな雰囲気がある。
まあ同じ馬鹿っぽい役者ではあるけれど、ロナルド・レーガン風。
見所は前半の風車小屋のシーンと最後の飛行機脱出シーン。
風車小屋のセットや展開はインディ・ジョーンズぽくて面白く、
海水に突っ込む飛行機コックピット内部のシーンは迫真の出来で、
その後の脱出シーンはなかなかスペクタクルで楽しめる。
第二次世界大戦真っ盛りの頃の作品ですから、
最期はご愛敬ですかね。



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ル・アーヴルの靴みがき

2018/01/14 - DVD/CDレンタル

フランス文化は移民の文化

北仏ノルマンディーの古い港町でホームレスをしていたオッサンが、
ポーランド移民の女性に助けられ介抱されて一緒に生活することになり、
ベトナム移民の同僚と協力して日銭を稼ぎ、
糟糠の妻と慎ましく穏やかな日々を暮らしているというのが話のベース。
日本で言うと東京の下町界隈の人情喜劇みたいな面があり、
ちょっと「寅さん」シリーズに近いところもある。
問題になっている中東やアフリカ諸国からの移民難民問題を描いているが、
そもそもフランスは宗主国としてアフリカの旧植民地から大量に労働力として人員を入れており、
フランス代表のサッカー選手は大半がそちら。
大昔のフォンティーヌやチガナにアルジェリア移民出のジダンとか。
また芸能界も移民だらけで、
イタリアのイヴ・モンタンにブルガリアのシルヴィ・ヴァルタンや、
モロッコのジャン・レノにロシア移民出ユダヤ人のセルジュ・ゲンスブール、
映画監督のクロード・ルルーシュもアルジェリア移民出。
ちなみにセルジュ・ゲンスブールのパートナーのジェーン・バーキンはイギリス人。
ピカソやストラヴィンスキーにル・コルビジェと、
他国人がフランスに拠点を移して活躍するのは、
それだけ寛容な土壌があるからではないのかな?

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まぼろし

2018/01/12 - DVD/CDレンタル

ネタバレ アングロ・サクソンとラテンの狭間で

※このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
英国人女性がフランス人男性と結婚してパリに在住し、
大学教授として英国文学の講義を持っているという設定で、
実際にフランス語が流暢に話せるシャーロット・ランプリングをヒロインに起用。
ここで大学の授業で使われるテキストが英国のヴァージニア・ウルフの「波」で、
数あるウルフの小説でも最も難解な作品をフランス人の学生たちに英語で朗読。
さらに夫失踪後にHするフランス人の男性にも「波」の話を持ちだし、
ウルフは入水自殺していることも話題に。
ウルフの明晰で論理的な思考から構築された「意識の流れ」の手法による交響詩的な世界と、
享楽的で独自の感性に基づく感覚的な思考が強いフランス文化とのせめぎ合いが、
ヒロインの中で矛盾しながら共存して平衡を保っていたものの、
そのラテン的な志向性が反映されていた夫の突然の自死により、
精神のバランスが崩れて歪みが生じ、
夫の「まぼろし」を求めてしまう、というお話でしょうか。
もし単純にパートナーの喪失と哀しみを表現するのなら、
同じフランス人の女優を起用すればよいわけで、
何故イギリス人のシャーロット・ランプリングを起用して、
ヴァージニア・ウルフの話題をもちだすのか?
という箇所にヒントが隠されているのでは?








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さざなみ

2018/01/09 - DVD/CDレンタル

1960年代の英国

登場人物がほぼ高齢者だけの作品で、
イギリスの田舎町にひっそりと暮らす高齢者夫婦のお話。
その豊かな田園風景の描写が素晴らしく、
毎朝犬の散歩をするシャーロット・ランプリングの姿はさすがに絵になる。
夫のトム・コートネイと静かで穏やかな生活を過ごしてきたが、
ここにきてその暮らしに思いもよらぬ所から一石が投じられてさざなみが・・・。
この夫婦役のキャスティングに妙があり、
双方ともに1960年代にデビューした個性的な演技派の俳優同士。
トム・コートネイは「長距離ランナーの孤独」で知られる、
60年代の”怒れる若者たち”を代表する役者で、
シャーロット・ランプリングはそれまでタブーとされた、
性を赤裸々に大胆に描く退廃的で官能的な表現を得意としており、
共に保守的で禁欲的権威主義的なものに反発を始めた、
60年代英国の新しい文化の潮流から登場したメンバー。
月日は流れて年を重ね、
あんなに尖ってたキャラも練れて大人しくなったかと思いきや、
というところですか。
その60年代のヒット曲が次々と流れるのもご愛敬。

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ダンケルク

2018/01/09 - DVD/CDレンタル

同一場所の同時刻なのに快晴と曇天

世界中の海岸でロケを行ったせいなんでしょうが、
本来はドーバー海峡の暗くどす黒い海の風景が、
何故か南国の陽光煌めく砂浜で撮影されていたり、
かと思うと次のシーンでは曇天になっていたりと、
ロケ地の気象条件がバラバラで同一場所同時刻のシーンにはとても見えない。
それから本物志向にこだわる監督のせいか、
借りられたメッサーシュミットが三機しかなかったようで、
いつも襲撃してくる独軍戦闘機は三機まで。明らかに変。
さらに一番力を入れて描写しているのはスピッドファイアとの空中戦で、
隊長役の声にマイケル・ケインを起用。
そのマイケル・ケインはバトルオブブリテンを描いた「空軍大戦略」のパイロット役だし、
さらに今回のパイロット役にはトム・ハーディとスターを起用しており、
最後も英雄的な描き方をしているので、
監督の大好きな「空軍大戦略」をもう一度、
みたいなノリで作った作品なのでは?
今どき70mmで撮影されていますしね。
ドラマ性が希薄で登場人物の造形も浅く、
平板な内容で見所は迫力のある戦闘シーンや船の沈没シーンと脱出するところぐらい。





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少女ムシェット HDマスター

2018/01/05 - DVD/CDレンタル

ネタバレ 少女は静かに身を投げた

※このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
1960年代のロベール・ブレッソン監督の映画は、
いずれも主人公を少女に設定しそれも数奇な運命から酷い目に合うという内容ばかりで、
この作品も終始ヒロインが周りから虐められ続けるお話。
家にいても家事育児に追われて自分の時間がなく、
学校へ行っても友達が一人もいなくていつも一人ぼっち。
近所のおばさん達には叱られてばかりで、
自分の居場所がない。
おまけに変質者のオッサンにレイプされるは、
人生ひとかけらも良い事が無いですわ。
超格差社会の底辺で生まれ育ったら、
そりゃ甘い夢なぞ描けません。
50年前の作品ですけれど、
今の時代にこそ身につまされる現実。


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かわいそうなロバくん

南仏ピレネー山脈に広がる高原の牧場で、
放牧されている羊たちに囲まれて安らかに横たわるバルタザール君。
シューベルトのピアノソナタ第20番第2楽章が静かに流れる中、
天国的な風景の中でようやく訪れた安息の時。
純粋で無垢な心の象徴がこのロバ君。
飼い主の処女マリーが男達に傷つけられ汚されていくのに合わせて、
心無い人々により酷い目に次々と遭遇して行く。
救いのない報われない世界の寓話的なお話だけど、
最後の天国的なシーンで浄化されるかな。

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ファム・ファタール

2018/01/05 - DVD/CDレンタル

ハイスクール奇面組

ウォシャウスキー兄弟(姉妹?)の「バウンド」と同じ内容です。
前半の美女二人による女子トイレ内での濃厚レズシーンと、
後半に主役の女優がアントニオ・バンデラスに向かって「F〇ck me!」と叫び、
わんわんスタイルでHするシーンしか見所ないよ。
それじゃ殆どAVですけど、
まあ、金はかかってるけど出来の悪いAVを見てるようなもんですわ。


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