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キリストの受難

仲悪い三姉妹のお話ですけれど、
このうち次女はキリストを意味しており、
巨乳の侍女に抱かれるシーンはピエタを、
亡くなる時の体勢が十字架を現わしています。
一時的に蘇生するのも三日後に復活したエピソードから。
痩せて冷たく禁欲的な長姉はソ連を、
豊満で享楽的な末妹は米国で、
当時の冷戦構造が描かれているわけですね。
とにかくカメラが素晴らしく、
特に夜のシーンが神秘的。
ベルイマン監督の作品は難解で重いテーマのものが多いですが、
この作品はわりと解りやすく時間も長くないので、
ベルイマン初心者にお薦め!

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おもちゃ

2017/10/15 - DVD/CDレンタル

祇園囃子

脚本の新藤兼人は溝口健二監督の弟子で、
師匠の「祇園囃子」のオマージュみたいな内容。
冨司純子の役は木暮美千代だし、
三谷昇に体売るエピソードも全く同じ。
岡田茉莉子演ずる料亭の女将は浪花千栄子。
両女優とも問題ないけれど、
主役の元タカラジェンヌ宮本真希はミスキャスト。
濡れ場でヌードになるなど頑張ってはいるが、
当時芳紀19歳の若尾文子とは比較にならない。
深作欣二監督には合わない題材だと思うのですが。

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続・座頭市物語

2017/10/15 - DVD/CDレンタル

シリーズ:座頭市

カインとアベル

前作で対決した平手酒造の一周忌に再び笹川を訪れた市が、
かつて兄弟喧嘩で片腕を切り落とした兄と因縁の再対決。
で、その兄役に実兄の若山富三郎が起用されて、
リアル兄弟喧嘩。
早撮りの森一生監督なので、
テンポよくサラッと進み、
最後の決闘シーンもあっけない幕切れ。
もうちょっと長く引っ張ってもいいかなあ。

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眠狂四郎 炎情剣

2017/10/15 - DVD/CDレンタル

シリーズ:眠狂四郎

中村玉緒

ライバルだったカツシンの女房中村玉緒が人妻役として登場。
で、自分の体と交換にある仕事を依頼。
が、それは罠だった。
てなストーリーで、普段とはキャラが異なる妖艶な役回りの玉緒。
悪くはないけれど当時の同じ大映の女優陣では、
若尾文子や万里昌代に江波杏子あたりのほうがまだ色っぽいかな。
色気が少し足りないし、
愛嬌のある可愛らしさが魅力の女優ですしね。

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眠狂四郎 多情剣

2017/10/15 - DVD/CDレンタル

シリーズ:眠狂四郎

女妖剣の続編

この作品は第七作で、
第四作の「女妖剣」に出てくる菊姫(毛利郁子)の復讐譚ですから、
できればその「女妖剣」を先に鑑賞してからがお薦めでしょう。
京都のゴダールと呼ばれた井上昭監督ですから、
他の狂四郎シリーズとは違ってちょっと風変りで、
ザラッとした乾いたタッチの狂四郎。

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眠狂四郎 女妖剣

2017/10/15 - DVD/CDレンタル

シリーズ:眠狂四郎

巨乳多し

この作品から狂四郎ガールと呼ばれる、
大量に若い女優が投入されて雷蔵と絡むわけですが、
特にこの女妖剣は巨乳系が多いですね。
いきなり冒頭にB95を誇った毛利郁子のフルヌード姿から始まって、
(斜め後ろから胸の大きさがわかる)
根岸明美や春川ますみとムチムチ系が次々と登場。
最後はシスター姿の久保菜緒子の服を一枚ずつ刀で斬って脱がし、
「女は魔物」という雷蔵。
当時はまだAVはおろかピンク映画もまだ出始めで、
そろそろ映画界も斜陽化が始まりお色気路線が始まりだした頃ですから、
そのあたりも反映されているのでしょうね。

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眠狂四郎 勝負

2017/10/15 - DVD/CDレンタル

シリーズ:眠狂四郎

内藤昭

なによりもセットが素晴らしい。
序盤の雷蔵と加藤嘉の二人が居酒屋で酒を酌み交わすシーンで、
江戸の下町のゴミゴミした路地の風景と、
そこに組み込まれた居酒屋の佇まいが絶妙。
中盤の高田美和扮する蕎麦屋の屋台から、
その上の土手で繰り広げられる小雪舞う中での円月殺法。
初期の作品なのでまだ妖艶な狂四郎像ではないが、
美術や照明のクオリティが極めて高く、
京都太秦撮影所の技術スタッフのハイレベルがよくわかります。



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眠狂四郎 無頼剣

2017/10/15 - DVD/CDレンタル

シリーズ:眠狂四郎

天知茂

その昔はニヒルと言えば天知茂が代名詞的な存在でした。
倒産した新東宝では色悪としてならし、
中川信夫監督「東海道四谷怪談」での伊右衛門は、
妻お岩を愛しているのに殺すという矛盾した役回りを鮮やかに演じ、
独特の虚無感を漂わせて異彩を放っていました。
大映に移ってからもそのパーソナリティに変化はなく、
主人公のヒーローと敵対する悪役を演じ続け、
深い闇から出現したような孤高の暗黒をスクリーンに塗り込めていました。
代表的な作品は「座頭市物語」の平手酒造と、
この「眠狂四郎無頼剣」の愛染。
ともに三隅研次監督の作品で、
この作品は師匠である伊藤大輔が脚本を担当。
「座頭市地獄旅」と同じ組み合わせです。
市川雷蔵が「どっちが主役なんだ!」と嘆いたように天知茂の愛染役は魅力的で、
雷蔵との組み合わせには高貴なホモセクシャリティの気配が匂わせてあります。
かの三島由紀夫は天知茂のファンで、
自身が脚色した舞台「黒蜥蜴」にも起用させていますし、
三隅研次監督も「剣」で雷蔵と組んで撮っているので、
この作品に同性愛的な傾向が感じられるのは不思議ではないでしょう。





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ロリ巨乳ライダースーツ

ブロンド小顔のコケティッシュなロリ顔で(ちょっとアヒル系)、
脚が長くて細くてウエストもキュッと締まって巨乳という、
スタイル抜群のマリアンヌ・フェイスフル嬢。
60年代英国のスーパーアイドルですね。
80年代に活躍したエイス・ワンダーのパッツィ・ケンジットや、
サマンサ・フォックスもこんな感じでした。
内容は全然中身が無くて、
若妻が夫に飽きたらず結婚前から関係のある、
アラン・ドロン扮する大学教授の男のところへ、
全裸ラーダースーツでバイクに乗って不倫しに行くだけ。
実は回想シーンが大半で、
マリアンヌ嬢がライダースーツだけではなく様々なフェミニンな衣装を着て、
アラン・ドロンといちゃいちゃしてますわ。
モデル業もしていたので着こなしが上手く、
可愛い娘は何を着ても似合いまんなあ、と思わずうんうんと頷いてしまいます。
アラン・ドロンのヌードもありますよ。



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座頭市 牢破り

2017/10/14 - DVD/CDレンタル

シリーズ:座頭市

勝プロ一本目

カツシンが大映から独立してプロダクションを造り、
最初に手掛けた作品で監督に異色の山本薩夫を起用。
勝プロの座頭市シリーズは大映製作と異なりかなりアクが強く、
この「牢破り」もそれまでの座頭市シリーズに比べて少し変。
座頭市よりも鈴木瑞穂演ずる大原幽学メインみたいな話だし、
細川俊之&浜田ゆう子のカップルは座頭市のせいでい酷い目に合い、
特に浜田ゆう子は踏んだり蹴ったり。
座頭市をヒーローとせずヤクザにすぎないという監督の視点は、
三國連太郎を利用する権力側の一番のワルはそのまま残るという描写にも反映されており、
社会派巨匠らしくはあるけれど娯楽時代劇としてはちょっとどうなんでしょう?






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座頭市地獄旅

2017/10/13 - DVD/CDレンタル

シリーズ:座頭市

キャスティングが面白い

房総半島から船で三浦半島に渡りそこから東海道を西へ向かう話で、
座頭市・将棋好きの浪人・芸人母娘・親の仇を追う兄妹とその付き人の一行が、
一緒に箱根で温泉へ浸かりに行くというロードムービー。
でそのメンバーには個性的な俳優が起用されていて、
将棋好きの浪人役に将棋プロレベルの成田三樹夫、
芸人母娘の母役に新劇の岩崎加根子、
娘役に藤山直美、
敵討ちの兄役に山本学、
妹役に男装で大映のニューフェイス林千鶴(今は円の高林由紀子)、
付き人に丸井太郎、
それに戸浦六宏や藤岡琢也に遠藤辰雄も出てきます。
温泉シーンではカツシンと成田三樹夫のヌードも拝めますよ。
時代劇の巨匠伊藤大輔が脚本で、
お弟子さんの三隅研次監督が演出のよく出来た娯楽時代劇。




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座頭市血笑旅

2017/10/13 - DVD/CDレンタル

シリーズ:座頭市

疑似家族

典型的なロードムービーで、
ふとしたことから目の前で殺された女性の赤ん坊を預かり、
その赤ん坊を父親の元へ届ける話がメイン。
高千穂ひずる扮する女スリが同行し、
一見すると親子三人に見える血縁関係のない疑似家族が構成されて、
ほのぼとした人情噺の側面が醸し出される。
そこに兄弟を市に殺された男の復讐劇と賞金稼ぎが絡み、
道すがら次々と危機が訪れてダレさせず、
最後にようやくのことで親元へ送り届けたはずなのに・・・。
また独りぼっちになった市がトボトボと裏街道を歩く後ろ姿に、
伊福部昭の哀愁を帯びたメロディーが流れてジ・エンド。
すこしばかり長谷川伸調の人情時代劇で、
三隅研次監督らしい冴えた演出も〇。

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座頭市海を渡る

2017/10/12 - DVD/CDレンタル

シリーズ:座頭市

新藤兼人+俳優座

脚本に新藤兼人を起用し、
配役に三島雅夫・井川比佐志 ・田中邦衛・東野英心と、
新劇の俳優座の座員を多く起用。
となると内容はいつもの座頭市シリーズと違って少し社会派寄りで、
山形勲をヘッドとする狼藉働く馬喰の連中を、
ヤクザの座頭市を使って退治させて、
自分たちは高みの見物を決め込む、
弱者を装う小市民の大人たちの狡猾さがストーリーの中心。
その中で東野英心扮する若者がこのままじゃおかしいと立ち上がるも、
無残な死を迎えるのは全学連の樺美智子のような、
当時の学生運動華やかりし頃の時代が反映されているのでしょうか。
それにしてもデビュー当時の大楠道代はアイドルみたい。



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座頭市果し状

2017/10/12 - DVD/CDレンタル

シリーズ:座頭市

志村喬

前半の村医者に扮する志村喬と、
座頭市とのちょっとコミカルなやりとりが楽しい。
昭和期のカツシン座頭市シリーズは、
個性的なベテラン名脇役とのほのぼとした交流が見所の一つでした。
盗賊五人衆に待田京介・小松方正・井上昭文らと、
キャラクターの強い悪役の面々を揃えているのに、
未消化のまま話が終わってますけど?




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座頭市あばれ凧

2017/10/10 - DVD/CDレンタル

シリーズ:座頭市

左卜全

花火職人役の左卜全とのやり取りが面白い。
カツシンの座頭市がまるで悪ガキで、
老人の左卜全とコントのような掛け合い。
昭和期のカツシン座頭市シリーズは、
個性的なベテラン名脇役とのほのぼとした交流が見所の一つでした。

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座頭市の歌が聞える

2017/10/10 - DVD/CDレンタル

シリーズ:座頭市

浜村純

浜村純扮する琵琶法師とのやりとりが面白い。
すっとぼけた食えないキャラで座頭市を翻弄させ、
漫才みたいな可笑しな掛け合い。
昭和期のカツシン座頭市シリーズは、
個性的なベテラン名脇役とのほのぼのとした交流が見所でした。
天知茂はゲスト出演みたい。
小川真由美の遊女役がなかなか艶っぽくて乙。



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ど根性物語 銭の踊り

2017/10/10 - DVD/CDレンタル

シャボン玉ホリデーかザ・ヒットパレードの余興

元来が都会的な喜劇を得意とする市川崑監督ですので、
カツシンと組むことからコミカルなアクション物として企画されたのでしょうけれど、
いかんせん内容がおこちゃまレベルで荒唐無稽すぎるし、
相手役の江利チエミがそもそも話と無関係で必要ない。
音楽の担当が宮川泰で、ハナ肇がドラムを叩き松本英彦がサックスを吹く、
そしてロイ・ジェームスとスマイリー小原が出演となると、
高度経済成長期の民放人気バラエティ番組で御馴染のお歴々が雁首を揃え、
江利チエミがメインのプログラムにカツシンがゲストで出て、
ちょとコントやりました、みたいな感じですかね。
わざわざ映画館で見るレベルじゃないです。
ちなみに黒幕役のインド人の日本語吹き替えに、
バイラス声の若山弦蔵を起用。

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召使

2017/10/09 - DVD/CDレンタル

主人と執事がやけに親密なのは怪しい

マッカーシーの赤狩りにより英国へ逃げてきたジョセフ・ロージー監督が、
性格俳優ダーク・ボガードと組んだ一連の作品の一発目。
あれですね、ダーク・ボガードってこうした腹に一物ある使用人役って本当に上手で、
「愛の嵐」でもナチの残党でホモのフロントマンが絶品でしたけれど、
この召使役でも独特の色気を醸し出していてはまり役。
ジェームズ・フォックスは「インドへの道」でもホモ的な匂いがありましたが、
この二人の関係に同性愛的な匂いが感じられるのは不自然じゃないですよね。
60年代初頭に労働者階級の反発が起こり、
封建的な英国の風土に抵抗する若者たちの文化が爆発したのがちょうどこの頃。
後半の描写はそんな時代の空気が反映されているのでしょうね。
そういえばサラ・マイルズが出演していますけれど、
それまでのコンサバティブな英国女優には存在しなかった、
性までも自由奔放なキャラの女優が出始めるのもこの頃からでした。

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破戒

2017/10/09 - DVD/CDレンタル

三國連太郎&岸田今日子

市川崑監督が昭和三十年代に旧大映で撮り続けた一連の文芸作品の映画化の中で、
この作品が一番オーソドックスに造られていて、
テーマがテーマだけに奇をてらった作風は封印されており、
独特の市川崑調は鳴りを潜めています。
市川雷蔵との組み合わせは三回目でこれが最後。
最初の「炎上」と設定が少し似ているのでこの作品を選んだのかもしれませんが、
唯美主義的な三島文学に対し自然主義の島崎藤村だと扱いが難しいようで、
いつものモダンかつシャープで軽快なタッチは皆無。
芥川也寸志の音楽もちょっとシェーンベルグやアルバン・ベルグ風で暗めです。
そのせいか出演者に少し捻りがあるようで、
友人役に長門裕之が起用されており、
どうしても重苦しくなるストーリーに快活なリズムを与えています。
また部落解放運動の活動家夫婦に三國連太郎&岸田今日子を起用しており、
実際に部落出身である三國連太郎が重厚でスケールの大きな演技を、
それと対比するように岸田今日子が透徹した美しい様を見事に表現しています。
岸田今日子は当時はまだ文学座に在籍していた頃で、
同じ文学座のトップであった杉村春子と宮口精二も出演。
文学座のお歴々が出演している作品でもあります。
もう一つの見所といっては変ですけれど、
後年の「犬神家の一族」とロケ地が重なっており、
市川雷蔵が古い街並みを歩くシーンを俯瞰で捉えたショットは、
「犬神家の一族」で石坂浩二が佐久の街並みを歩くシーンと同じ。
三國連太郎&岸田今日子も「犬神家の一族」に出ていましたしね。
犬神家は長野県内がロケ地で、
この作品も信州の飯山と小諸が舞台ですから、
二つの映画を見比べてみるのも一興では。


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幸福 HDマスター

2017/10/07 - DVD/CDレンタル

倖せなんて

ヌーヴェル・ヴァーグのセーヌ左岸派の監督なので、
室外を中心としたオールロケの自然光を活かした空気感も感じられる映像と、
夫のジャック・ドゥミ監督ばりのカラフルな色彩感覚が見所の一つ。
まるで印象派のモネやルノワールの絵画を鑑賞しているようです。
ストーリーはシンプルな不倫物ですが、
ドロドロしたものは一切なく、
淡々とした日常生活のリズムの延長で展開していくあたり、
アンチロマンのセーヌ左岸派ならでは。
倖せなんてもろくも儚く、移ろいやすいもの。
女性の繊細な視点で捉えた男性の独善的かつ幼児性がよくわかる作品。





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