大都会の人込みを必死に逃げる青年・南光太郎。彼を追う3つの不気味な影は、暗黒結社ゴルゴムの大神官ダロム・バラオム・ビシュム。ダロムは光太郎が世紀王ブラックサンであると告げるが、光太郎は信じることが出来ない。「お前の体は人間ではない。その証拠を見せてやる。」痛め付けられた光太郎は、三神官の前で仮面ライダーBLACKに変身した。

南光太郎=仮面ライダーBLACK。だがゴルゴムは彼を世紀王ブラックサンと呼ぶ。なぜ、何のために選ばれ改造されたのか?秘密を知る女・月影ゆかりにヒョウ怪人の黒い影が迫る。

SL列車から乗客が消えた。ゴルゴムの仕業と知った南光太郎は、残された少年の証言によってクワゴ怪人を追う。そこには大神官ビシュムの壮大な計略が待ち受けていた。

オートバイレーサー速水徹。黒松教授の甘い誘惑に乗った速水はレースでの優勝と引き換えにゴルゴムの暗黒の淵へと引き込まれていく。妹・恵子の目の前で野獣と化していく速水の体。今、恵子の涙が光太郎の心に怒りの炎を点した!

夜道を走る1人の放浪者、茜(あかね)。茜の故郷はゴルゴムの陰謀によって今や悪魔の里と化してしまった。村に響き渡るヤギ怪人の不気味な呪文。急げ光太郎!平和な里からゴルゴムの暗い闇を吹き払え!

オオワシ怪人によって連れ去られた青年・高野。画家を目指す彼は、ゴルゴムのによってコンピューター戦争の戦士に仕立て上げられていく。次々と消滅していくスーパーコンピューターの回路図。今、オオワシ怪人の眼光は光太郎の姿を捉えた。

ゴルゴムに操られた青年・森田を救うためバトルホッパーを駆る仮面ライダーBLACKだが、サイ怪人の猛攻の前にバトルホッパーは傷つき、倒れた。立て!我が友バトルホッパーよ!もう一度あの爆音を聞かせてくれ!

音楽を通して心を通わす英男と百合。だが百合の奏でるバイオリンはセミ怪人の手によって恐ろしい怪音波に変えられてしまった。立て!光太郎。ゴルゴムの侵略は音楽を愛する百合の心までも侵そうとしている。

ストリートクィーンを巡って争い合うかおると悦子。ゴルゴムに魅入られた悦子は若者の街をハチ怪人の手に売り渡してしまった。咆えろ!立て!光太郎。怒りに握った拳だけがお前の愛する街を守る。

次々と起こる誘拐事件。最強テロリスト集団の育成を目論むゴルゴムは第2、第3の光太郎、信彦を生み出そうとしていた。聞こえるか!光太郎。助けを求めるあの声が。今、信彦の秘密に近づく光太郎の前に、牙を剥き立ちはだかるトカゲ怪人。

ゴルゴメスの実、それはゴルゴムの怪人たちの貴重な食料だった。次々とと目覚める怪人たちのために三神官はゴルゴメスの地上栽培に踏み切った。急げ光太郎。禁断の果実から人間の体を守ってくれ。手強いサボテン怪人に炎のパンチをぶち込むのだ。

人知れぬ山中でバイクの特訓を重ねる大門少年。彼には親子三代にわたる超マシン完成の夢が隠されていた。バイクにかける男たちの命が仮面ライダーの心を動かすとき、遂にその姿を現すスーパーマシン"ロードセクター"。爆音上げて突っ走れ!夢をかなえる時は今だ。