一ノ瀬歩は囲碁のプロ棋士の夢に挫折し、失意のままアルバイトに明け暮れる日々を過ごす。その姿に胸を痛める母は知人に頼み、歩を、とある総合商社でインターンとして働けるよう取り計らう。しかし、満足な社会経験も学歴もないため、コピーの仕方すら分からず、打ちのめされる歩。しかし、囲碁も無くなった自分が、ここで逃げたら、本当に何も無い人間になってしまう、と、戦うことを決意する。一ノ瀬は周りから嘲笑されるほどの必死さと、囲碁で培われた洞察力と記憶力を武器に、なんとか組織の一員になろうと、ひたむきに仕事に向き合い…。第7話と第8話を収録。
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