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ペペロンチーノ鷹さん

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  • 悔悛

    1932年 ルイス・マイルストン監督  主演ジョーン・クロフォード
    スコールが続きホテルに閉じ込められた人々を描いたサマセット・モーム傑作短編の映画化。
    未開の南洋サモア諸島パゴパゴ、厳格な牧師デビッドソンと遊女サディ・トンプソンの衝突から始まる人間模様。絶海の孤島に降りしきる逃れ難い陰鬱な長雨のなか、人の心はどう移り変わっていくのか。正義は誰にあったのか。
    読書感想文を書くのにも最適と思われる一品。

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  • ゼロ・グラビティ

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    角運動

    リアルな宇宙描写が売りの映画だが、科学考証的に不合理な点が散々指摘されてしまったようだ。例えばハッブルとISSは軌道が離れ過ぎているので移動するには実際には膨大なエネルギーが要るとか、クルーニーが紐に掴まった所は単に手で引っ張れば良い、宇宙服の下におむつをしている筈だがしていない、消火器噴射で移動制御は無理等々。そこはお話なので楽しんで見れれば、という意図なのだろうか。
    観客はシリアスな科学ものとして見ている訳で、殆どCGの作り物でも当然リアルさが重視される。見ての通りストーリーはごく単純、そのうえ細部に拘ったリアル描写が実は穴だらけとなれば、クルーニーの演技以外は大して面白くはない、と言い切っても過言ではないのかもしれない。そして頑張っても結局地磁気圏外は無理なのだろう。

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  • Manchurian Candidate

    デンゼル・ワシントン、メリル・ストリープ、ジョン・ボイドほか豪華キャストで送る政治サスペンス。
    フランク・シナトラの影なき狙撃者(1962)のリメイクだが設定は幾分異なっている。ショー軍曹は副大統領候補に、策謀側も共産圏ではなくなり、デンゼル・ワシントン演じるマルコ大尉の役柄も複雑になっている。
    オリジナルはケネディ大統領暗殺事件の前年に公開されており、なかなか深い話でオリジナルと合わせて5回位は見てるのだが、こちらは結末が暗いのがやはり興行的に思わしくなかった要因だろうか。

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  • 白い鴉

    名門大の学部長コールマン教授(アンソニー・ホプキンス)はふと口に出したspookという言葉が原因で、黒人差別のレイシストとして糾弾され職を追われてしまう。その事実を小説に書くよう頼まれた作家のゲイリー・シニーズは彼の死後、親族と会い話すうちに、実は彼は黒人家庭に産まれた白人であり、それを隠し続けて生きてきた事を知るのだった。
    この映画は何故かUS版と日本版の2つがあるが内容的にはほぼ同じ。
    原題はThe Human Stain(人間の傷)で、邦題の白いカラスは、作中の鴉からカラスのパラドックスを連想させる。

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  • 上海特急

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    上海

    1932年、JVスタンバーグ監督とマレーネ・ディートリッヒの最大ヒットとなったロマンス映画。主演はディートリッヒと暗黒街のクライブ・ブルック。第5回アカデミー作品賞と監督賞にノミネートされたが作品賞はガルボのグランドホテルが受賞した。
    内容的にはごく普通のメロドラマで、ディートリッヒを引き立たせる為の効果的な撮影で、アカデミー撮影賞を受賞している。
    スタンバーグはディートリッヒとのコンビ解消後は急速に落魄れ、淀川さんが会った頃は撮影所で洗濯物を運んでいたという。
    この映画のオープニング演出や上海リリーは「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」のオープニングでオマージュが捧げられている。

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  • OBEY

    ジョン・カーペンター監督の傑作オカルト。映画が好きな人なら一度は見たことがあるだろうが、マトリックスも越える奇抜で独創的な設定が記憶に残る。
    本質的なことは、嘘を嘘と見抜ける人でないと難しい、ということである。

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  • 暗黒街

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    The city is yours.

    1927年サイレント、JVスタンバーグ監督。米国初のギャング映画。ベン・ヘクトが第1回アカデミー原案賞を受賞している。この映画が後世に与えた影響は大きい。
    Hホークス監督の暗黒街の顔役(1932年)の脚本もヘクトが書いており、籠城する辺りが似ている。
    暗黒街の顔役はデ・パルマ監督のスカーフェイスでリメイクされているのは有名な話。いずれも基本的に似たような展開だが、ラストがそれぞれ違うのが面白い。

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  • 製作

    ベルリン国際映画祭審査員特別賞受賞作品。
    これも結構昔から何回か見てるのだけど、やはり何回見ても面白い。あの有名な歌のパロディとか(笑)
    ハリウッドのプロデューサー役はロバート・エバンスを真似しているのだと思うのだがやはりこの二人は演技が上手過ぎますね。こういう天才はもう出てこないのかもしれないね。この組み合わせはミート・ザ・ペアレンツへと繋がっていくのでした(笑)

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  • 清須会議

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    調略

    信長の跡目相続を巡って重臣たちが駆け引きを繰り広げる戦国時代映画。無骨な柴田権六が調略の達人秀吉に手玉に取られる。
    リアル感のあるコメディにしたかったんでしょうが、筋が分かっている話を面白くするのはやはり中々難しいものですね。
    秀吉が右手に手袋をしてるのですが、これは多分、秀吉が多指症で指が六本だったという伝説がありそのことだと思うのだけど、やはりこの監督は色々と細かい人ですね。

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  • ミラノの奇蹟

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    善良

    1951伊、デシーカ監督 カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作。これもネオリアリズム・ファンタジー映画。
    自分のものを何でも人にあげてしまう人の善すぎる主人公トトが貧しい人々と集まり野原に集落を作り上げる。
    それなりに楽しく暮らしていたが、ある日土地から石油が吹き上がる。
    それを知った富豪の地権者が強制的に彼らを排除しようと動き出し、トトはすべての願いを叶える鳩を手に入れ抵抗運動を起こす。
    人間の善良さとは何かを考えさせられる作品。

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  • 気休めの報酬

    ジョニー・イングリッシュの続編で、邦題は「007慰めの報酬」のパロディになっている。内容も失意の状況から始まるとこが似ていて、この邦題は割といいと思う。
    一見さらりとしているが、よく考えるとかなり過激なお笑いが繰り広げられており、今回もなかなかの出来になっている。
    時速100kmの車椅子は実際に乗ったら物凄い危険な気がする(笑

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  • 銀河鉄道999

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    999

    いやイスカンダルからコスモクリーナーを持って帰れて本当に良かったですね。
    ではなくて機械の体をタダでくれる星へと長旅する話。
    昔かなり流行ったアニメ映画で原作は宮沢賢治、にインスピレーションを得た松本零士の漫画。ゴダイゴの乗りのいいテーマ曲は当時の子供世代にはカラオケ定番なのだろう。佐々木功の歌うテレビ版主題歌も中々沁々としていた。テレビ版より主人公の顔が美化されている。話はそれなりに面白いがアニメ自体は今ではチープ感が凄い。
    メーテルが実は母親の体クローンというどこかで聞いたような感もある。
    ナレーションは城達也。

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  • ピアニスト

    1999年伊/米。トルナトーレ監督とEモリコーネが再び組んだ。
    豪華客船ヴァージニアン号の黒人の石炭炊きダニーに船内で拾われた赤子ダニー・ブードマン・T.D.レモン・ナインティーン・ハンドレッドの物語。ビザがない子を奪われることを恐れた父ダニーは船底に隠して育て、やがてナインティーンハンドレッドは陸に一度も降りたことがないピアニストとして成長するのだった。
    有り得ない演出もあるが音楽が良く、ピアノ対決が面白い。

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  • 1900

    1976年伊/仏/西独、ベルトルッチ監督。5時間の大長編だが不思議と長さを感じない。反ファシズムを描いた壮大な叙事詩で、1900年の同じ日に生まれた小作人の息子と地主の息子の奇妙な友情を中心に、しかし地主達は小作人との対立から次第にファシズムに傾倒した時代背景が綴られる。黒シャツ隊を演じたDサザーランドの怪演も話題を呼んだ。デニーロは珍しく気弱な役でドパルデューも若い。
    パゾリーニの様な身体的な表現も結構あり、当時のユーロコミュニズムの流れが見える。
    欧州・日本では好評だったがアメリカでは拒絶され4時間に短縮され大失敗してカルトムービーになった。
    最後の場面の意味は物語的必然性の破壊とレアルタの融合を意図したものだった。
    ストラーロのエミリア・ロマーニャ地方の景色が美しい。

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  • ベルトルッチの分身

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    分裂

    1968年ベルトルッチ監督初のカラー映画。ドスエフの原作をベルトルッチが大胆にアレンジした。
    次第に分裂し多重人格化していく様相を上手く表現している。
    大学の教師ジャコブ、大家で使用人のペトルーシュカ、教授の金髪娘、洗剤の娘、赤と青の星…
    ベルトルッチといえば父アッティリオは詩人であり、パゾリーニの師匠であった。
    「物事は見た目とも我々の感触とも異なる。芝居こそが真実だ。」

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  • ゆきゆきて、神軍

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    ノンフィクション

    終戦時のニューギニアで、戦場で何が起こったのか。死者への弔い、戦争を繰り返さないためにと、行動をとった奥崎は果たしてただの狂人だったのだろうか?
    現地に居合わせなかった者が、彼を狂人扱いできるのだろうか?
    ただ一つ言えるのは、これは作り物ではない紛れも無い真実ということだ。
    戦争とは何なのか、国家とは何なのか、戦争はなぜ起こるのか、今一度考えてみたいものである。

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  • 死生観

    1958年、木下恵介監督。田中絹代が前歯を抜いて役作りしたのが有名。
    おりんは辰平の背負った背板に乗り、7つ谷を越えて山上へいく。
    フィクションとの意見もあるが、そう単純に片付けられない節理が提示され、巷でも最近、終活などという言葉が現れるようになったが、ともすれば永遠に生き続けるかのような観念が流布され、今この瞬間の維持に埋没し続けるのだが、昨今の崩壊状態にある年金財政を鑑みるにつけ、生きるとは何なのか、命を受け継ぐ意味、自然と人間と関係の有り方について、改めて考えさせられる作品。

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  • 河童

    20年ほど前に米米CLUBのカールスモーキー石井が監督した映画。
    公開当時は結構話題になっていたと思ったが、興行的には失敗したようで監督は多額の負債を負ったらしい。
    監督は美的センスのある人で、映画的には結構分かり難く内容的にもアレだったのかもしれないが、良かったという人も割とおり、何となく惜しさの残る作品。
    某有名映画の影響は言うまでもないが、廃品金属を集めて作る所は何故かsuper8に似ている気もする。

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  • Xmas

    いわゆる戦メリだが、最近の人は見たことがない人が多いかもしれない。というのもDVDのレンタルが長年無かった。
    昔テレビではやっていたが、最近やっと出回り始めたらしく、名作でもこういうブランクが何故か起こるのだなと。
    特筆はやはりあのテーマ曲だが、どうも演技に慣れてなさそうな方々を非常によく演出されており、瑞々しさは今でも伝わってくる。戦争とは集団的狂気に他ならない。
    そもそもクリスマスとはイエスの誕生日ではなく、キリスト教固有の祭日ですらないのだが、万国共通の祝祭の祈りに救いが表される。

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