大戦略パーフェクト3.0 PCゲーム(PCゲーム/ソフトウェア) 購入・利用済み 投稿日2020/10/08 ネタバレ やっぱりSSα ※ このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。 まだマシな方のSSα。 自分だけの兵器を作って、自分だけの国家(生産タイプ)で、自分だけの世界で戦闘を楽しめる。 無双系兵器を作って現実世界の兵器を蹴散らしてもよし、架空の途上国と武装組織を作って政府軍対反政府軍みたいなことをしてもよし、テクニカルと民兵を並べてトヨタウォーの真似事をしても良し、宇宙兵器を作って宇宙戦争を楽しんでも良し。 根気と後述するクソ要素さえどうにかできる寛大ささえあれば、自分の脳内設定でさまざまな戦闘を楽しめる。 以上良い点。 以下悪い点を述べる。 まずAIの挙動は「アホ」の一言に尽きる。 CPUに工作車持たせるとずっと道路を意味もなく引く。 牽引砲、対空ロケット兵器など、変形兵器をマトモに扱えない。 金を貯めて強兵器を作るとか、どの兵器を優先して生産しようとかいう思考がないので初期配置の強い兵器を使い果たすと毎ターン無駄でクソ雑魚な兵器を量産し金を使い切って敗北へまっしぐら。 そしてユニットの使い方をわかってないのか、何故か最前線に早期警戒機とか弾道ロケット兵器が突っ込んでくる。そして死ぬ。 当然「どれくらいの兵力でどういう経路を攻めたら勝てる」とか「どこにどれだけの兵力を固めて守る」とかいう思考がないのでとにかく何をしたいのかわからない挙動をする。 グラフィックがシリーズ通しての使いまわしなので実装時期によって綺麗なのとグジャってるのとで全く統一感がない。 このSSαらしさ、アホさ加減が容認できれば上記の通り脳内厨二設定を保管してくれる素晴らしいツールとなる。 とにかく兵器エディタは素晴らしいし、陳腐なグラフィックも自分で差し替えることができるのだが本編のAIの挙動だけはどうやってもクソなのでその点をよく理解した上で買うべし。一万円は決して安い値段ではないぞ。 もっと見る
大戦略 大東亜興亡史2~トラ・トラ・トラ ワレ奇襲ニ成功セリ~ PCゲーム(PCゲーム/ソフトウェア) 購入・利用済み 投稿日2019/05/04 ネタバレ 良くも悪くもSSα ※ このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。 セールになっていたので今さらながら買ってみた。 前作に引き続き、20㎜持ちの航空機がぶっ壊れレベルで強い。 日本軍はゼロ戦が20㎜神拳をかませばアイオワ級もエセックス級も敵ではないので「ゼロ戦量産&ごり押し作戦」とかいうソ連軍も真っ青な戦い方が主体となる。 今作でなぜか800㎏爆弾が弱体化され、日本軍兵器の殆どが根拠地破壊できなくなったのでよりそうするしかなくなった。 一方で米軍は20㎜持ちの艦載機がほぼいないせいで海マップでは制空権がとれず、結果「無敵ゼロにびくびくしながら夜闇に紛れて敵根拠地を空爆する」とかいう史実の日本軍みたいな戦いを強いられる。 今作で追加された要素だが… まず鹵獲。 確かに史実でも日本軍がM3軽戦車や平甲板級を鹵獲・運用していたのでそれを追体験できるといえば面白いが、多分本質はどうあがいてもムリゲー化してた「一周目の日ソ国境紛争」の救済なんだろう。DSP3.0とか比べても異様なまでに鹵獲しやすいし。 ただ、たのしい。 次に欧州戦線ルート。 これはマップの作成ミスと意味不明な背景設定というイライラの塊。 ドイツVSソ連VS日本で戦った直後のマップでソ連と同盟を組んでドイツと戦ったと思えば、その次はドイツと組んでソ連と殴り合ってたりと、もう何がしたいのかわからない。 「つよいドイツ戦車を鹵獲する」だけのルートだと割り切るしかないのか。 なお、このゲームは(一部マップを除いて)空のゲームなので戦車を含む陸軍兵器は強かろうが弱かろうがあんまり関係がない。八九式しかいなくてもどうにかなる。 3つ目、2WAYマップ。 戦域拡大方式はもともとテンポの悪い戦闘をより悪くさせる諸悪の根源である。ボルネオ攻略戦など何故か意味もなく拡大マップがある(勝利条件は拡大マップ「外」の陸軍基地x2を破壊もしくは占領)。非常にうざったい。 戦域連結方式も大体どっちかのマップは戦闘が起こらず手持ち無沙汰になる。素直に一つのマップで作ってくれた方がよっぽど面白い。 最後、シナリオは別段特記するようなものでもない。 そのほかにもいろいろと細かいところで突っ込みたいところもあるが…総評として「遊べるが粗が悪目立ちするゲーム」である。 曲りなりに一つのゲームとして完成していた前作にいろいろつけ足したせいで「より粗が目立つ」ゲームに仕上がっている。やSSα糞。 もっと見る
※ このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
自分だけの兵器を作って、自分だけの国家(生産タイプ)で、自分だけの世界で戦闘を楽しめる。
無双系兵器を作って現実世界の兵器を蹴散らしてもよし、架空の途上国と武装組織を作って政府軍対反政府軍みたいなことをしてもよし、テクニカルと民兵を並べてトヨタウォーの真似事をしても良し、宇宙兵器を作って宇宙戦争を楽しんでも良し。
根気と後述するクソ要素さえどうにかできる寛大ささえあれば、自分の脳内設定でさまざまな戦闘を楽しめる。
以上良い点。
以下悪い点を述べる。
まずAIの挙動は「アホ」の一言に尽きる。
CPUに工作車持たせるとずっと道路を意味もなく引く。
牽引砲、対空ロケット兵器など、変形兵器をマトモに扱えない。
金を貯めて強兵器を作るとか、どの兵器を優先して生産しようとかいう思考がないので初期配置の強い兵器を使い果たすと毎ターン無駄でクソ雑魚な兵器を量産し金を使い切って敗北へまっしぐら。
そしてユニットの使い方をわかってないのか、何故か最前線に早期警戒機とか弾道ロケット兵器が突っ込んでくる。そして死ぬ。
当然「どれくらいの兵力でどういう経路を攻めたら勝てる」とか「どこにどれだけの兵力を固めて守る」とかいう思考がないのでとにかく何をしたいのかわからない挙動をする。
グラフィックがシリーズ通しての使いまわしなので実装時期によって綺麗なのとグジャってるのとで全く統一感がない。
このSSαらしさ、アホさ加減が容認できれば上記の通り脳内厨二設定を保管してくれる素晴らしいツールとなる。
とにかく兵器エディタは素晴らしいし、陳腐なグラフィックも自分で差し替えることができるのだが本編のAIの挙動だけはどうやってもクソなのでその点をよく理解した上で買うべし。一万円は決して安い値段ではないぞ。