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くれいんさん

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  • 悪くないけど、何かキャラが勿体ない部分も多かった

    結局、また長い期間待たされた。
    前巻で完結が予告されていたので、そこを煮詰めているのだろうとも思ったし、外部の問題もあった期間なのでしょうがないと納得していた。

    しかし、前巻ラストで期待していたものとは少し違ってしまった。
    確かに本作にバトル漫画的なものを強く求めていた訳ではない。
    だが、面白そうなキャラがあまり活かされずに退場していった感は、この巻でまとまなきゃならないからこうなった様に見えてしまう。
    あとがきによると、展開を強く決めずキャラの自由にさせた結果との事だが、その辺、読者としてはどうしても消化不良になってしまう。

    もう1巻分あれば、バートリー伯爵夫人との戦いを4巻でやり、魔女シコラクスの話とエピローグを5巻でやれば、まだ納得のいく完成度になっていたかも知れない。

    魔女シコラクスと言えば、シェイクスピアのテンペストに出てくる魔女で怪物キャリバンの母親の事だと思うが、近現代的な解釈では、元ネタのギリシア神話のメディア的な魔女性よりも、沢山の子を持つ地母神的な方向が強く、本作でもその解釈に近いものと思われる。
    母親であるリリスを子として許す辺りはキリスト教的でもあり、その辺の解釈は面白いのだが、何分、終盤ぎりぎりになって出てきて説明が少ないので、キャラの名前などから色々推測するしかないだろう。
    あとがきでは、本来あった理論的な説明を省いた様に書かれていたが、全体的にもう少し説明は欲しかったところ。

    全体として面白い作品だったのだが、その辺の消化不良感で本巻の評価を1つ落とした。
    吸血鬼や不死の化物を扱った作品はいくらでもあるが、そこまで珍しくはない設定の割に描き方が上手く面白い作品だったので、その辺は残念に思う。

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  • アラタの獣 4

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    打切りみたいに急速にまとめていったのが惜しい

    3巻までの勢いや期待に比べると、最終巻は色々回収してるし、エピソードを終わらしつつ、次にも繋がる様にはなっているものの、どうもコンパクトにまとめた感の方が強く感じてしまった。
    特に総理なんかは面白いキャラっぽかったのに、周辺含めて十分には活かしきれず回収していったのが勿体ない。
    日本以外の設定もサクっとしかやってないしね。
    あとはネーミングなどから類推するしかないか。
    もう少し、丁寧に終わらせて欲しかったと云うのが正直な感想。

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  • web連載になってからギャグの方向性が変わった

    3巻までは異世界住人の妙なこだわりと主人公の感覚のギャップが面白かった訳だが、4巻以降は掲載形式が変わり、オチキャラの魔王がレギュラーになる事で、異世界でのエロ漫画の扱いがこちらのパロディにしかなっておらず弱くなってしまい、話自体も妙な方向で続くので、何か読み進めると何か違う感が強くなっていく。
    それでもこの4巻はまだくだらなさが強く、以前の勢いが残っているのだが、webで配信されている続き分を読むと何か面白味がどんどん弱くなっている印象。
    各国を巡る展開なら、そっちを中心にもっと各町のエピソードを短くして、土地土地でのインパクトを重視した方が良かったかも。

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  • 構成が大分違うが、やっと折り返しか?

    キリマンジャロ攻略が終わったものの、アニメだと終盤に入るところだが、キャラの動きが違い過ぎる本作では、やっと中盤の山が終わった感じがする。
    フォウも生きているし、ダカールはこれからだし、シロッコやハマーンの本格的な動きもこれからだ。
    オリジナルとは全く別のキャラになっていて生き残っている面子も多いので、大まかな展開はオリジナルや劇場版と大差無いだろうが、そこまでの流れがどうなるか、まだまだ予想がつかない。
    作者の年齢的に、この後、最終的に逆襲のシャアまでのシャアの行動を全て漫画化するのは厳しいかも知れないが、そこへ繋がる作品として描き切って欲しい。

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  • ここ数巻でキャラが大幅に増えたが

    脇っぽい新規のキャラが意外と面白い動きを見せて原作者らしい群像劇としての面白さが上がってきた。
    今まで背景の判らないキャラが多過ぎたのもあるが、個人的にはやっと本番って感じの作品になったと思う。
    本作の場合、メインの伏線が単純な分、回収を前提にしない周辺キャラは引っ掻き回して大風呂敷を拡げる方が全体としても面白くなっていのではないだろうか?
    主要な陣営が初めて相まみえる本エピソードは非常に面白い。

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  • こんちゅき 02

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    コミックが売れなかったのか、強引に完結

    エロ漫画ならもう少し評価出来たかも知れないが、打切りが決まってオチを優先してまとめたので、原作・作画のどちらの良さもあまり出ずに終わった。
    原作者的にさっさとバトル展開で、虫の特徴を入れて蘊蓄させるエロ版テラフォーマーズみたいなのにした方がウケたかもね。
    二段階のオチも溜めが弱く、全体の中途半端さを際立たせるだけだった。
    バトルで未完かエロに全振りにした方が、まだマシだったかも知れない。

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  • こんちゅき 01

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    原作者で選ぶと肩透かしかも

    1巻はまだ面白く出来そうな余白があったが、この原作者の以前の作品とは全く別物でただのエロ漫画でしかない。
    設定部分も適当過ぎてきつい。
    これでも1巻はまだ良い方で、それでも★3くらいが妥当だろう。
    作画も色々描けそうな人だが、あんまり活かされていない感じ。

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  • 世界の終わりのオタクたち

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    う~ん…

    つまらなくはないんだけど、どうしてこうなったって部分を入れるなら、もう少しきっちりとやるべきだったかも。
    引きこもってたから感染を免れた?死体は?弟カップルはどうして生き残ってる?などなど、オタクと云うか腐女子の終末ネタだけに特化して追求するならそうすればいいのに、読切なら許せるとしても、連載として中途半端に原因を入れ込むなら、そこも何かもっとつっこめるものにすべきだったと思う。
    1話目は面白そうに思えたのだが、途中から甘さへのツッコミの方が勝ってしまって評価が下がってしまった。

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  • アラタの獣 3

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    冴える日本語ならではネーミングセンス

    日本語は表意文字の漢字と主に表音文字であるカナとの組合わせであり、感じは複数の読み方を持つ。
    本作の各種ネーミングは、モチーフとするモノに近いものもあれば強引なモノもあるが、そこに感じで更に幅を与えており、読者に色々深読みさせてくる。
    よく判らなければヤンキーの当て字にしか見えなくても、モチーフ自体が複数に当たったり、それが示す別名なども考えていくと、中々、練られた名前も多く、日本らしい色んなもんのミックスであるが、全体としてのセンスの良さを感じる。

    本巻では、更に明かされる設定と新規登場人物により、テンションは維持したまま広がりを見せて期待を高ませてくれた。
    前巻での打切りの予感を忘れさせてくれる程に。
    しかし、そうはならなかった…

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  • アラタの獣 2

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    ある意味、永井自身の作品に近い速足、又は続くクライマックス

    原作コンビのネーミングセンスが何か色々と勘繰らせる。
    確かに新キャラ登場により徐々に設定が明かされていくが、メインは凄まじいバトルが続く。
    この漫画はRRRの様なハイテンションがずっと続く作品かもと云う期待と、永井豪作品で強引にまとめた打切り作品の終盤の様な速足に似た不安が入り混じり始める。

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  • アラタの獣 1

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    令和のデビルマンに成り得た作品

    この1巻は、永井豪本人のデビルマンレディを彷彿とさせる導入だ。
    設定やテーマが明らかになる前なので、令和のデビルマンと呼べる作品になりそうな予感と期待があった。
    羽生生純の絵柄も良い方に効いている。
    本当に楽しみな作品だった。

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  • リバーシブルマン 6

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    強引に終わらせた感もあるが

    続編が出来そうな終わり方だし、連載中の出来事なんで時期によっては出すのが厳しい部分もあったけども、完結した事は素直に良かった。
    作品内の時間は連載開始時に合わせてあり、時間経過として現在に繋げた部分はちょっと強引かも知れないが、ホラーとしてはありがちながらむしろ現在への皮肉にも取れる部分もあり、そうすると未消化というか次への伏線になっている部分は気になるね。

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  • いろはにほエロ! 5

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    説明に始終した最終巻

    最初、よくある設定だがエロを上手く使ってると思っていたのだが、4巻のどんでん返し以降、設定の回収に始終してしまっていて、面白かったキャラ設定とかもあまり活かせず、それっぽく終わらしたと云う感想。
    3~4巻完結の漫画で、終了が決まって回収に始終するのはよくあるが、5巻で終わる想定で無かったにしても、もう少し流れが作れなかったかなとも思う。
    未完エンドか強引な回収かで、どっちが良いかは一概に言えないが、回収系はあと1巻あれば良かったのにってのが多いだけに、これもちょっと足りなかったね。
    惜しいと言えば惜しい。

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  • CANDY POP NIGHTMAREの後継

    主役キャラがファンタジー世界から転生したキャラになっただけで、世界観(登場組織など)やノリは同じ。
    あそこに異世界のモンスターも加わっただけ。
    ただ、掲載誌的にかオールドゲームネタとか少なく、2巻現在、割とストーリー重視で進んでいる。
    その辺、プロ漫画家以前から知っていると寂しくもある。
    逆にちゃんと漫画しているとも言えるのだが、多分、ぱにぽにとかそのアニメから入った層はとっくに読んでなさそうだし、古いファンにはいつもの感じだけど何か普通になってきちゃったなと思うしで、あんまり人気なさそうだったけど嫌いじゃなかったこれの前のやつに比べて面白いけど何か違ってきてるとも思えて複雑。

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  • 非合法アンダーランド 1

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    色んなものが消化され昇華した不思議な作品

    昭和から平成に掛けてのおたく(オタクとの違いはサブカル的なもの含め幅広く情報収集する辺り)の特殊性癖やサブカル嗜好が、女性作家によって平成末期に昇華されて何とも言えないものが出てきたなぁと云うのが第一印象。

    他の生物と融合したり標本化された少女たちは千之ナイフのホラーみたいだし、猟奇性では家畜人ヤプーから氏賀Y太のラインにも似たものを感じるし、巨大な昆虫などは昆童虫から掘骨砕三辺りまでのラインで見られたものだし、作者の描く線の細い少女は永野守みたいでもあり、丸尾末広系の耽美さも垣間見える。

    その妖しさにエロスを感じるがエロく見えないのは女性作家ならではの上手さか?
    女性向けレーベルでの作品であり、ジャンル的にはホラーなんで女性向け商品と言えるが、今のオタクは好まないタイプかも知れないが、かつてのおたくは昔の雑多な色々が昇華されて何か凄いもんが出来ちゃった感を是非とも味わってほしい。

    画家としてが本業の様で生物のイラストは美しく、そこに地雷メイクみたいな少女が一緒に描かれている事で妖しくも怖くもあるのだが、何より美しさを一層高めているのが素晴らしい。

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  • 何かずっと惜しい作品

    導入がよくある異世界転生ものかと思ったら、魔王の娘がワンピースしてる変な漫画。
    やりたい事が色々あるんだろうが、上手くまとめ切れていない感じと漫画としての構成の未熟さから、場当たり的なダメな漫画にも見えてしまう。
    しかし、昭和末期から平成初めの方にあったおたく的な詰め込み方みたいで懐かしく感じる部分もあって、何か切れず読み続けている。
    この手の作品は風呂敷広げた辺りで打ち切りや作者が投げちゃうのが多いので、そうならない事を祈ろう。
    漫画構成も初期よりは読めなくはなくなっている気がする。
    もう少し構成やネーム、コマ割りなどで編集が指導してもいい様な気もするのだが…

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  • はぐれアイドル地獄変 16

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    完結?

    作者の最初の長期連載のシンシアザミッション同様、途中でバキもどきになって、それはそれで面白かったのだが、また戻った後が割とネタ切れな感じで、一応、時事ネタっぽいのも入れたりしていたが、どうもレッドプリンセスとかの尖っていた頃の様なキレに欠ける感じ。
    まぁ、エロがメインで始まった漫画だし、作者的には好きなもん描けて楽しかっただろうよ。
    でも、何だろう?最後の戦い部分も描かず、いきなりまとまりの良い感じのエンディングは、自分がこの作者に求めていたものだろうか?

    スターシステム方式なんで、今後の作品での本作のキャラの登場はあるだろう。
    折角、格闘系の面白いキャラも増えたんで、一度、本格的ながら作者の色んな主義主張も込めた変なバトル漫画をやってみてはどうだろうか?
    ゴラク本誌じゃなくコミックヘブンの方ならやりやすいだろうし。

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  • 小林さんちのメイドラゴン : 13

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    日常系に戻っちゃった

    確かに一部のキャラの成長や関係性の変化が見えて面白かったのだが、その前の数巻が伏線も含めて面白かったので、続けて読んでいると熱量ダウンに。
    この作者は確かに日常系コメディの方が人気だが、これまでの作品でも意外とお話も描けているし、そっちの方が面白く思っていたので、次の展開への小休止と捉えて次を待っている感じ。
    一応、伏線っぽいのが前巻にあったし期待している。

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