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sensual imageさん

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  • ちょっとチープ

     退役を考えているアメリカ海軍航空隊のバーネット大尉は、クリスマスだというのに相棒とともに偵察飛行を命じられる。通常の監視任務かと思われたが、飛行機は停戦合意に反対する勢力により撃墜されてしまう。敵地の真っただ中に放り出された彼の命運は?というのが映画のイントロ。細かい描写は非常に凝ったものであり(凝り過ぎと言える部分も無くない)その部分については構いませんが、ストーリー自体がかなりありきたりなものであり、目を惹く部分は皆無でした。
     それに比べて物語に出てくる傭兵が何とも異様(いい意味で)。俳優さんは初めて見る方ですが、私の中では主人公よりも存在感が上になっています。
     評価は「悪い」を付けましたが、この傭兵の姿見たさだけで、今でも時々思い出すように見ている映画です。
     
     
     

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  • 言わんとする事は分かるけど、好き嫌いが分かれますね

     全体的に物事が淡々と続く印象を受けます。もちろん戦闘シーンや出産のシーンはとても凝った造りでありとても目を惹きますが、それらの事象を登場人物が顧みたりする事が無いので、映画が終わった後見た人が「ところで、アレは何だったんだろうね?」と考える必要が出てきます。
     物語の終わり方も、見る人によって受け取り方(物語が終わった後のストーリー展開)に差が出る作りで、「煮え切らないなぁ」と思う方は必然的に多くなるでしょう。
     因みに、我が家の映画の感想は全員「不思議な作りだけど面白かった(興味深かった)」というものですが、知り合いに貸したら「面白くなかった」との事。何故その差が生まれるのかはわかりませんが、生き方とか生死の捉え方とか、パーソナルな部分に起因するのかもしれません、大げさですがね。
     

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  • 主人公に迫りくる、容赦無い現実

     前作で一旦は刺客の手を振り切った2人。隠棲の場をインドに移しながらも、記憶はまだ戻ってはいない。そこへ別の組織からの刺客が現れる…。
     物語のイントロはこんな感じですが、この第二弾では「謎」の一端も明かされます(詳細は申しません)。アクションシーンも相変わらずのクオリティを誇り、正しく「手に汗を」握ります。
     CIA実働部隊の指揮官役であるジョアン・アレンも、「キレ者」を見事に演じきっていて存在感十分。こんな上司では部下もタジタジですが、ボーンのカウンターパートでもあので部下の皆さんにはがんばってもらいましょう。
     映画の最後に登場するシーンはもっとも印象的。自分は何者なのか、何故存在しているのか、その答えを見つけようと足掻いているボーンの孤独を端的に表しています。
     

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  • 座頭市

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    さてさて、市は一体何者なんでしょ?

     言わずと知れた「座頭市」の北野武監督版リメイク作品。「銀髪に紅い仕込杖」という出で立ちではありますが、違和感など全く無く、むしろ潔ささえ感じます。
     強いて難点を言うなら、着物の上から切られた時の画像処理。CGの表現が荒く、「いかにもCGで処理しました」というのがバレバレで、いささか興をそぎます。
     それでも笑いあり「痛い!」シーンあり(「面白くない」という意味ではありませんよ)、最後のダンスまで一気に見せてしまう技術は、北野監督一流の感性の賜物と言えます。
     四の五の考えるより先にまず見ましょう。市の居合と同じです。
     ちなみに、タイトルとコメントには何の関係もありませんので、あしからず。

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  • 孤高のメス

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    信念を持つ事の大切さと難しさ

     舞台は1980年代後半のとある地方病院。大学病院から派遣された医師が手術を行ってはいるが、そのレベルは低く、病院全体には停滞感すらはびこっている。そこへ、米国で臓器移植を学んだ医師が赴任してきて…、というのが導入部分。決してギラギラせず、己の行うべき事を淡々とこなしていく主人公に清々しささえ感じます。
     主人公の赴任により、周囲の人々の意識にも段々と変化が見られてきます。そんな中起こるのが、脳死した人からの臓器移植。事実に直面した主人公は一体どんな行動をとるのか、この物語のハイライトと言えますが、ここでは触れないでおきます。
     じっくりと腰を据えて観賞したい映画です。
     
     

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  • そういう終わり方かぁ!

     ひょんな事がきっかけで、とある上院議員により濡れ衣を着させられた弁護士。全てを失った彼は、元政府の職員だった情報技術のプロと共に戦いを挑む。
     ウィル・スミスの飄々としたコミカルさと、ジーン・ハックマンの気難しそうな雰囲気が見事に融合しており、物語に奥行きを与えています。また、上院議員を演じるジョン・ヴォイトもイイ味を醸し出していますね。
     物語のラストは、ある意味衝撃的。しかし「無理やり」感は不思議と無く、アメリカならではと妙に納得してしまいます。
     権力に翻弄された男と、身の丈に合わない権力(そして技術力)によって自制心を失った男。力に抗って生きるのは、ますます難しくなっていくのでしょうね。
     

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  • ダメでしょ、コレは

     映画の冒頭から「画面の隅っこまで何らかの意味が散りばめられている」感が見えたので期待感が一気に高まりましたが、本編をみるとサッサと萎んでしまいました。
     まず登場人物が多過ぎです(いくらなんでも、和久さんの甥って…)。そのため、入れなくても良い話もまた多過ぎ。正直辟易しました。それでいて張りまくった伏線は未回収部分が多く、「で、アノ話は何だったの?」という思いしか残りません。
     その割に「踊る」で重要な「青島くんと室井さん」の話は申し訳程度な量。一体ナニ考えて映画作ったのか、そちらの方に興味がありますね。
     「踊る」の看板は一緒でも、中身のクオリティはこれまでの物とはまるっきり違います。ガッカリ以外の何物でもありません。

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  • 三部作終了?

     この第三弾では、遂にボーン「出生」の秘密が明かされます。もちろん「最も悪いヤツ」の正体も…、と、ここでは詳細は申し上げませんが、緻密かつ緩急を巧みに織り交ぜたストーリー展開とアクションシーンは正に「アルティメイタム」と言えます。
     ひとつ興味深いのは、ストーリーの一部が前作「スプレマシー」とリンクしているところ。「アノ部分はこういう意味だったのか~」と、前作を見ている方にとっては「ニヤリ」とさせられる事でしょう(もちろん3作全てを見ている方にも)。
     ところで、このボーンシリーズはこれで終了なのでしょうか。ファンとしては映画の最後のシーンを「意味深」と捉えてしまいますが、無論本当のところはわかりません。「4」が出る事を願いつつ、また「アイデンティティー」から見る事にします。
     

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  • 記憶を失った暗殺者

     これまでのスパイものとは明らかに一線を画す、ボーンシリーズの嚆矢。一切の記憶を失いながらも、迫りくる刺客を撃退しつつ逃避行を続けるジェイソン・ボーン。この主人公を演じるM・デイモンは正にハマり役。強さだけでない、弱さや心の迷いといったものがにじみ出てくるような佇まいはアタリです。
     ひょんなことから逃避行に巻き込まれる事になった女性を演じるF・ポテンテもいい味を出していて、物語に広がりとアクセントを加えています。
     自分は何者なのか、一体どこへ向かっていくのか、ボーンシリーズ3部作第一弾として十分以上に楽しめる作品です。

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  • ステレオタイプに過ぎる

     SEALsの部隊がアフリカ某国で人道活動中の女性医師を救出する作戦を行う。医師は、現地の住民も一緒に連れていくよう要請するのだが…、と、映画のイントロはこんな感じ。
     「米国」というよりも、「部隊を率いる大尉(主人公)=善」、「それらを追う(その理由はもちろん描写されている)現地の軍隊(黒人)=悪」という構図ではあるが、この古臭い、ステレオタイプ的関係が終始強調されているようで、途中で飽きてきます。
     この映画は本来、ダイ・ハードの一シリーズとして制作される予定でしたが、脚本を読んだウィリスの一声で別企画の映画として誕生したようです。その変更には賛成しますが、ストーリーにもう少しひねりを加えるか、描写に現実感を加えた方が良いかもしれません(それだと逆に米国本国でウケないか)。
     SEALsの描写や装備品がイヤにリアルなので、そのあたりが好きな人は見ても損は無いと思います。

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